もりこーの木曽路日記

平成24年5月5日

「赤沢に120号機のロータリーヘッドを見に行く」の巻


3月11日に寝覚ノ床に保存されている120号機を取材に行って設計を進めていたのですが、今度はロータリーヘッドの細部で判らない部分が出てしまい、ゴールデンウィークの公開開始を待って、上松町の「赤沢自然休養林」まで取材に行ってきました。
 天気予報だと曇りだったのですが、生憎の弩ピーカン!ディテール写真を撮るには曇っていた方が良いのですが、木曽は曇っている事を祈ってとにかく出掛けてみました(^^♪。



 

この「赤沢」に何度足を運んだことでしょうか。10年前にはワーゲンクラブ感謝DAYなるものも開催しましたし(もう10年も経つんですねえ)、それ以外にも岩崎製小型モーターカーの採寸など、幾度となく訪れています。
 この日はゴールデンウィーク中、しかも子供の日とあって、「森林鉄道」は乗車待ちの人で溢れ、整理券を発行しているような有様。
 その反対側で地味〜な採寸作業を黙々としていたのでした(^O^)。

 

本題に入る前に記念館についてひと言。ここには「酒井製10tボギーDL」や「キャブフォワードのトップナンバーNo.122」がピッカピッカの状態で保存されています。
 このように並んでいる様を見ますと、いかにキャブフォワードが大きいか、いかに10tボギーが小さいか、という事がよく判ります。
 右の写真は貴賓車の車内ですが、このシートカバーが掛かった椅子も含めて、いつかは模型化したいアイテムです(^v^)。

 

さてロータリーヘッドです。以前は記念館の裏側に保存されていたのですが、今回訪れて驚いたのは、その反対側に移動していた事。
 前の状態では上からの俯瞰撮影が出来ず、斜め上から覗くのが精一杯だったのですが、今回は保存場所の裏手に山の斜面があるために、そこによじ登れば自由自在に作業ができて、超ラッキー(^_-)-☆。

 

機関車や客車などと違って、このようなとりとめも無い形をしたものの採寸というのは実に面倒で、しかも左右対称でないので尚更です。
 正面から見た時に、「掻き寄せウィング」が向かって左側にしかないのは何故でしょうかね。
 今回訪れて初めて正視する事が出来た上面のディテール。日の字型の枠の底は筒抜けで、下が見えています。

 

中央部には吹き飛ばし用ローターがあって、手前のギヤーボックスから右側に向けて、掻き寄せローターを駆動する装置が配置されています。
 正面のディテールは勿論ですが、上から見る事が多い模型では、ここいら辺の再現がキモになるでしょう(^v^)。
 93号機はブルーシートが被せられていて、何故かラジエター保護枠も外されていました。



上にも書きましたように、上からのディテールが見やすい場所に移動、という思わぬ恩恵もあった今回の採寸作業。これで判らないところは無くなりましたので設計に弾みがつきそうです\(^O^)/。