林鉄シリーズ
高知の小関式木製運材台車


魚梁瀬(やなせ)は今更云うまでも無く、四国全島の林鉄を扱う高知営林局で最大規模を誇る森林鉄道でした。そこで使われていた運材台車は、お馴染みの木曽森林鉄道とは違うスタイルをしていました。「魚梁瀬の野村組製DL」に続いてリリースされるのは、そんな「高知の小関式木製運材台車」です。



上の外観図を御覧ください。木曽の運材台車とは全くスタイルが違う事に気付かれるでしょう。外観上で一番目立つのは「ハンドブレーキ」です。木曽の場合は片方のエンドに台形のブレーキポストが立っていましたが、この「小関式木製運材台車」は台車側面にポイント転換器のような錘のついたバーが出ています。
 走行時には上部のピンの上にバーを引っ掛けてブレーキを解除し、停車時にはピンを一旦抜いてバーを重力で下ろして使いました。ただ、当時の写真を見る限りでは、停車時といえども、総てのブレーキ装置で制動していたわけではなく、編成両端の台車程度で施錠されていたようですが。

ブレーキ装置も全く違います。木曽においてはSL時代は貫通ブレーキは無かったのですが、DL化されて貫通ブレーキが装備されてからは、台車の両端にエアーホースが付くようになりました。尤もエアー化されるにあたり、導入されたのが鋼製運材台車でしたから、木製運材台車には一部の例外を除いてエアーホースが無かったのですが。

材木を載せるステイクポストも木曽のようにクサリ付ではなく、ただ単に積むだけだったようです。したがってこのステイクポストも新調して、気分一新を図りました。

他にも連結装置も違います。木曽はいわゆる朝顔型カプラーをピンとリンクとで連結していましたが、魚梁瀬においてはセンターの部分はバッファーのようなもので(緩衝材はありませんが)、その上にリンクを載せてピンを刺して連結していました。

製品ではこのユニークな小関式ブレーキ装置を装備した木製運材台車を、ディテール豊かなロストワックスを中心に纏め上げてみました。もちろん木曽ゆずりの転がり特性が格段に改良された車輪や軸受メタルも装着されますので、安定した走行をお楽しみ頂けるものと思います。
 この製品においても、当社の朝顔カプラーシステムに対応していますので、実感的な連結風景がお楽しみ頂けます。



トータルキット¥5800 未塗装キット¥11600 塗装済完成品¥14500



*お待たせ致しましたが、追加生産があがりました。オーダーをお待ちしております。



「高知の小関式木製運材台車」キット組立講座



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