キット組立講座



高知の小関式木製運材台車


「林鉄シリーズ」の二番手「高知の小関式木製運材台車」です。木曽の運材台車とは全く趣を異にする雰囲気は独特の魅力があります。この製品でも「ハイディテールを組み立てやすく」という当社の設計理念に則っていますので、組み立てはあっという間です。しかも、適材適所の素材選びから作られた部品のひとつひとつは、持つ喜びをオーナーの皆さんに御提供できるものと信じております。そんな高知の小関式木製運材台車の魅力を、この組立講座から感じ取って頂ければ幸いです。


1.まず最初に側台枠に軸受けを裏側から差し込むようにして半田付けします。次にブレーキテコの足を側台枠の穴に差し込んで半田付けします。半田付け作業はたったこれだけで完了です。中台枠には上側から連結ピンを差し込んで、下面合わせの位置で瞬間接着剤で固定します。
 


2.総て黒に塗り、車輪を組み込みながら、側台枠と中台枠とを1.4x2mmビスで止めます。


3.別に黒く塗っておいたブレーキシューをエポキシ系で接着してから、ステイクポストを差し込んだら、黒く塗っておいた円盤を瞬間接着剤で止めて、抜け落ちないようにしておきます。伐採した木を載せる場合は、郊外でも散歩して、落ちている枝でも拾ってきましょう。それを55mm程度に切って載せます。


4.この製品は「朝顔カプラーシステム」のリンクを使っています。外観上も好ましく連結開放も簡単、しかも確実なものです。ランナーから注意深く細密ニッパーでカットして、指先で先端部を狭めておきます。ピンにカコンと嵌め込み、相手方のカプラーにも同様に嵌め込むだけでOKです。