シリーズ沼尻
沼尻のDC12



ある意味「沼尻の顔」とも云うべきDL、それがDC12です。
 DCとは勿論ディーゼル機関車で動輪が3軸の意味ですが、12は自重を示しています。この機関車は協三工業で2輌作られ、それまでのSLを主力の座から追い出した近代化の立役者です。
 ロッド式の足まわりは、協三お得意のSLの足まわりを流用したものと云われ、小さな動輪をチョコチョコ動かしながら走る様は、模型で見ても楽しいものです。
 そんなDLを、当社はSLを作るような気持ちで真正面から取り組みました。





動輪の輪心はロストワックスで新調し、下まわりで目立つパイピング類も、総て折り曲げ済みと致しました。また、窓枠(半開の状態と、全閉の状態の両方に出来ます)やドアー縁の白い塗装もやり易く出来るような工夫も施されていますので、塗装作業がだいぶん楽になると思います。
 また、当社製10tクラスDLの標準とも云えるキャブインテリアも、もちろん装備されていますので、窓越しに見える手ブレーキハンドルや運転席、計器盤やチェンジレバーなどがお楽しみ頂けると思います。別売の運転手を乗せれば雰囲気も最高でしょう。キャブ前面のヒサシはロストワックスで表現。デビュー当時のヒサシが装備されていない姿にも出来るように配慮されています。
 動力装置はボンネット内に強力なマシマ製カンモーターを横置きにして、ギヤーで全軸駆動する方式を採用。全軸集電とあいまって落ち着いた走行性能を確保しています。
 今回はDCC用デコーダーをキャブ屋根裏に取り付けられるよう、取付板も標準装備しましたので(デコーダーを取り付けない場合はウエイトを装着)、今までデコーダーの取付方法に苦労されていた方も、これで解消するのではないでしょうか?
 そんな「沼尻のDC12」。今まで貴方が待ち焦がれていた夢の姿がここにあります。



トータルキット¥23000 未塗装キット¥46000 塗装済完成品¥57500



*トータルキットには「正面ヒサシ」や「エンドビームの警戒ゼブラ模様のディカール」が付き、側面
 窓は開閉いずれのタイプにも出来るようになっています。

*未塗装キット・塗装済完成品を御希望の方は、「正面ヒサシ」の有無、側面窓の開閉、をお選び頂け
 ます。

*晩年に施されていたエンドビームの警戒ゼブラ模様を今回追加しましたが、塗装済完成品ではこれの
 有無をお選び頂けます。

*塗装済完成品では運転手を乗せて出荷することも可能です。こちらのAの写真で左右どちらが良いか
 をお選び下さい(なお、服の色は紺色になります)。この追加料金は\840です。

*なお、塗装済完成品以外の場合でも運転手をお求め頂けますが、この場合は上記の運転助手も含めた
 2体のセット販売となります。

*少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します)




DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ125デコーダー」を一緒にお求め下さい。
また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。

DZ125デコーダー\2800 塗装済完成品に組み込みの場合は\3800UPとなります。



製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(沼尻用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(沼尻用)\480(2個入)朝顔カプラー用ピン\450(10本入)朝顔カプラー用長いリンク\480

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-16 沼尻DC12用ダークブルー」(今回の製品に合わせて新発売されます)と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」「MWC-51 MWシンナー(0.5リッター)」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記は「アルプスモデル製沼尻用インレタA」を、磐梯急行時代の社紋は「アルプスモデル製磐梯急行用社紋インレタ」をお求め下さい。



*塗装済完成品キャンセルにより余剰が2両発生しましたので放出致します。(2011.10.17)

*御予約完売になってしまいました。(2011.10.17)



「沼尻のDC12」キット組立講座