よもやま話

2024/02/25 木曽のロータリーDLの話

 
2月4日に受注を開始した木曽のロータリーDLですが、約3週間経ちなかなか面白い集計結果が出ています。
12年前に製造した時には「冬姿」と「夏姿」との受注数は約3:1で圧倒的に「冬姿」の方が多かったのですが、今回の再生産での御予約数はちょうど1:1です。
そこで、過去の御予約状況をつぶさに見てみたら、案の定、前回は「冬姿」のみを御注文を頂いたお客様が今回は「夏姿」を御予約頂いている事が分かりました。
なるほど(^_-)。
そりゃそうですよね。どちらかを選べと云ったら「冬姿」の方を選択するのは人情ですから。
しかし、「夏姿」はロータリーヘッドを外した代わりに死重を付けて、排気管マフラーやバックミラーの有無の違いもあり、なかなか捨てがたい魅力があって、皆さん「どーしよーかなー」と悩んでおられるのではないでしょうか?(^O^)?
もちろん前回はこの製品を知らなかった新しいお客様もいらっしゃるでしょうし(確かに前回のリストにはないお客様も多数おられます)、そういう方は両方とも御予約頂いているケースが多いようです。
一応一か月間の受注期間を設けて製造に着手しますので、まだ御予約を頂いていない方はじっくりとお考え下さい。

2024/02/18 ステイクポストの話

 

先日、「木曽のクレーン車」の分からない部分のディテールを見に松原スポーツ公園に行ってきたのですが、その時に目に入ったのが運材台車たち。
 幸いなことに岩崎製前期型・後期型・日本農林機械製の3種類が見られたのですが、何気なく見ていたらステイクポストに3態あることに気付いた訳です(モノコック台車のものは全くスタイルが違いますが)。
 台車自体の構造は、前期型と日農はボルト止めの構造になっているのですが、後期型は溶接構造。ここまでは当社の製品でも表現してあります。
 話はここから先です。
 前期型に載っているステイクポストはチャンネル状のものが背中合わせで組み立てられていて、その中にノコギリ状のギザギザがあって、それが木材の滑り止めになっています。
 これは一般的な構造で、前期型以外の他の保存車両でもこれが載っていたので、模型化する際にもこれを採寸して製品にしました。
 ところが、ここに保存されている岩崎製後期型・日本農林機械製はそれぞれ違うタイプのものが載っていたのです。
 後期型は台車と同様に溶接構造になっていてスッキリしたスタイル。日農はボルト止めの構造ながらも滑り止めが「ノコギリ状」ではなく鬼のこん棒のようなイボイボが2列並んでいるスタイル。
 この違いはなかなか面白いし、特に空車状態で模型にするとハッキリと違いが分かるので、断然模型化したくなりました(^^♪。
 ちょうど決算に伴う煩雑な作業も終わったことですから、早速図面を描いてみようと思っています。