ここで岩場を塗装しておきます。塗料はエナメル系の黒 XF-1を極く薄く溶いたお馴染みのものです。 石膏で出来てる岩場に塗ると、物凄い速さで吸い取られてしまいますので、この極く極く薄く溶いたものを何度も何度も塗っていくうちに、段々とニュアンスが出てきます。 石膏どうしを木工ボンドで接着した部分には、逆に塗料が乗りませんので、ここは草などでいずれ隠すようにします。 枕木やレールの側面に付着したバラストをマイナスドライバーで丁寧に取り去り、また原液のままのXF-52でタッチアップしておきます。 結構面倒な作業ですが、これをしておかないと、だらしないレイアウトになってしまいます。 さて、次はいよいよ地面の下ごしらえに移ります。 用意するものは、石膏・プラスタークロス・茶こし・水を入れたバット・ハサミです。 プラスタークロスは7〜8cm程度の大きさに切っておくと作業がしやすいでしょうし、広い面積をカバーする部分には10〜12cmぐらいの大きさでも良いでしょう。 バットに入れた水に浸したプラスタークロスを目指す場所に置くと、ガーゼのような布目が出たままになってしまいますので、そこに茶こしで石膏を撒いていきます。 そうすると表面がザラついた感じになり、後に塗装をしたときにテカらなくなります。 このように何度も何度もそれを繰り返して、段々と全体をカバーしていきます。 プラスタークロスは割と早く乾いてしまいますので、場合によっては水を付けた指で撫でるようにして湿らせ、そこに石膏を撒くことも良いでしょう。 ようやく全体をカバーし終えた状態です。ここでひと晩放置してやれば、翌朝にはコチコチに固まっているでしょうから、余計な部分を掃除機で吸い取っておきます。 |