Chapter.8「ポプラ並木を作る」の巻

 

ボクが頸城の情景というと、まず思い浮かぶのが「爽やかなポプラ並木」です。
 そのポプラの下にホジ3なんか置いたらイイだろ〜な〜、というのがこのレイアウトのひとつの目玉でしたので、気合いを入れて作ってみました(^^♪。
 ただ、ざっと試算したところ25本ものポプラを作らないと、イメージ通りになりそうもないので、その点は憂鬱でしたが・・・(>_<)。

まずは、ネットでポプラの写真を集めてみましたが、やはり実際に見てみたくなり、「長野県・ポプラ」で検索したら、意外や意外、ウチからクルマで15分ぐらいの所にポプラ並木があることが判明(^O^)。
 矢も盾もたまらずカメラを肩から下げてすっ飛んで行きました!(^^)!
 その場所とは観光地として有名な大王わさび農場というところで、そこに「ポプラ小径」というのがあるそうです。
 そう云われてみればあったような気がしますが、今まではその気が無かったので、目にも止まらなかったのでしょうネ(^^ゞ。

 

 

しかし、その「ポプラ小径」に行ってみたら、御神木のようにぶっとい木ばかりで、ボクのイメージには合いませんでした(^-^;;。
 気落ちして歩いていたら、意外にも並木ではありませんが単体でポプラの木を発見!しかも、これこそボクのイメージ通りのスタイルをしています\(^O^)/。
 枝振りはひたすら「上へ上へ」延びていて、同じ広葉樹ながら桜の木とは全く違うもの。
 このイメージを頭に叩き込んで、帰宅後さっそく作り出しました。

 

幹の素材は桜と同じ銅線ですが、長さは10cmにカットして、スラッとしたスタイルを強調するために10本を束ねてみました。
 その根元は2本だけ長く伸ばしておき、作業をする際の握り手としておきます。また、この部分は地面に植えるときの杭の役も果たします。

 

桜と同様に根元の部分を銅線で縛って半田を流した所です。まあ、ここまでは勢いで出来るのですが、この後の枝ぶりを作っていく段階になって、いささか25本というのは根気の要る作業でした~(>_<。)~

 

上の写真を見ると判りますが、幹の太さに対して異様に細い枝が出ているのがポプラの特徴のようですから、これを作らないといけません。
 そのために0.55mmという細い銅線を買ってきて、5cmの長さにカット、更にV字状に折って枝としました。
 これがポプラ1本につき12本。つまり小枝を300本(>_<)。

 

その小枝を幹に半田付けしていこうというのですから、もう我ながらアッパレというか、気が遠くなるというか、単純作業が苦手の男がよくもまあやったものです(^O^)。
 もうチョット愚痴らせて下さい(^^ゞ。例の光硬化パテをチマチマと盛りつける作業も12本分。考えてみたら、このポプラの製作だけで昼夜兼行で丸々1週間も掛かってしまいました・・・。

 

これがパテで盛り付けた幹と、焦げ茶色に塗装した状態です。この後、ライトグレーでお化粧をしておきます。これらは根っこ部分の握り手を割り箸にテープで巻き付けての作業としました。

 

葉っぱは定番中の定番「ウッドランドシーニック製フォーリッジ」を木工ボンドで固着していきます。ただ、今回は出来るだけスカスカにして、爽やかな風が吹き抜けるような感じにしてみました(^^♪。
 ようやくの事で25本出来上がった晩の記念写真(^v^)。


出来上がってみると植えてみたくなるのが人情で、地面に穴を明けて植えてみました。
 隣りとの間隔を策定しながら植えてみたら、20本でちょうど良い感じになりましたが、これらは地面に固着してしまうと撮影の邪魔になる事が予想されるので、差し込んでおくだけにしておきました。
 でも、この感じが欲しかったイメージなんですよね〜。バンザ〜イ\(^O^)/。