Chapter.10「駅舎を作る」の巻(前半)

 

さて駅舎の製作です。
 様々な写真を見て大体の感じは掴めたのですが、プラットホーム側の2階部分の窓配置はともかく、1階部分の窓配置は車両やプラットホームの屋根に隠れて殆ど見えません。
「見えないものは模型にしても見えないだろう」という楽観主義のボクは、それなりにデザインしてまとめました(^^♪。
 駅舎の向こう側とあっち側(^O^)は写真には写らないので全くディテールは無しです(^_-)-☆。
 入口になる「向こう側」は看板建築のようになっていて、瓦屋根は全く見えないのですが、今回はその部分は作りませんから関係なし。
 まずプラットホームの屋根の高さ&勾配を設計したときの方眼紙に、写真から割り出した軒差しや窓の位置を描いて感じを見ながら位置決め。
 そしてボール紙(いつも使ってるA4の方眼紙の台紙。適度にザラついていて1mmほどの厚みがありシッカリしています)にシャープペンでそれを書き込んで窓部分をカットしていきます。

 

窓の周りには1mm角の桧棒を接着して、土台や角柱を1.5mm角の桧棒で接着。これを2mm角の桧棒で裏打ちしたものを突き合わせて箱状にしていきます。
 試しにレイアウトの上に置いてみたのですが、存在感満点(*^^)v。この上に瓦屋根が乗るので、出来上がればもっと立派になるでしょう(^_-)。

 

そのあとプラットホームの柱と同様に「沼尻ブルー」に塗って、沼尻ブルーのラッカーが乾いたところで、別に作っておいた屋根下の部分も含めてフラットブラックで少し汚してトーンを抑えておきます。

 

そして瓦屋根の製作です。まず屋根の勾配(プラットホームの屋根と同じ)に合わせて図面を描き、そこから4面の寸法をはじき出します。
 それをエコーモデル製のものにケガキ切り出すのですが、この製品の幅は45mmですので4mmほど継ぎ足す必要がありました。

 

反らないように裏側には角棒を接着しておき、4面を貼り合わせます。
 アクリル塗料のフラットブラックで塗ってから、エナメル塗料のライトグレーでウェザリング。