皆さんの工作台から

高遠さんからのお便り

2006/05/10
モデルワーゲン 森川様 いつもHPが更新されるのを楽しみにしています。鉄道模型は小学生の時以来30年ぶりの再開です。息子に買ってやったら、自分の方に火が点いてしまいました。さて、木曽シリーズ100アイテム突破記念で昨年購入した酒井製モーターカーが完成しましたので、写真をお送りいたします。
 貴社の動力車はこれが初めてなのですが、いや、実に良く走りますね。気を良くして初めてDCC化してみました。更に低速走行がスムーズになり、大満足です。ためしに理髪車を牽かせてみましたが、ものともせずに走ります。ライトはチップLEDを使って、前後同時に点灯するようにしてあります。5tDLは前後同時に点灯すると以前何かで読んだのですが、モーターカーNo.5はどうだったのでしょうか?
 配線がゴチャゴチャするのが嫌だったので、デコーダーとLED配線との間には接点を設けて、上回りと下回りが完全に分離できるようにしてあります(写真の水色矢印の出っ張りがピンク矢印の板に接触します)。接点は集電用のりん青銅板の残りを使い、茶箱に入っていたスポンジに接着して、絶縁とスプリングの代わりにしています。周辺はテープで絶縁してあります。ライトを点けると小学生のときの感覚がホワッと戻ってきます。でもLEDだと電球の懐かしい色を出すのが難しいですね。
 キット付属の雨樋は少し目立ちすぎる感じがしたので、φ0.4 mm の真鍮線に変えてあります。また後ろのドアにも手すりをつけました。走らせて見ると運転席が無人なのが気になったので、下回りの前後を逆にして錘を切って人形を乗せました。キャブフォーワード用の運転手と、プライザーのやつ(背が高い!)です。あと昔の写真を見ると、正面の燃料キャップ(?)の横に小さな銀色の四角が付いています。目に付いてしょうがないので、銀色のシールを模型にも貼っておきましたが、これは何だったのでしょうか?塗装は難しいですね。はみ出しちゃいましたが、修正するとかえって酷くなりそうなので、そのままにしてあります。
 貴社のキットは組んでいて楽しく、いろいろ発展させたくなってしまいます(腕が伴いませんが)。これからも質の高いキットをよろしくお願いいたします(工作時間と財力が追いつかなくて、欲しいキットを逃すのはつらいですが・・・)。
高遠さんは当社の製品を大変ご愛顧頂いているお客様ですが、このような加工をされているとは今まで知りませんでした(^^;)。ライトが点くとイイ感じですネ。塗装もなかなかの出来ですし。文中にあった前後のライトを点灯する話についてですが、これは客車を牽く場合のキャブフォワードの話です。客車には電灯がありませんので、その代わりに機関車のヘッドライトを後ろ向きにも点けて、客車の中を照らすんです(当然、1両目しか明るくないでしょうネ)。(もりこー)