皆さんの工作台から

小坂さんからのお便り

2012/12/28
千葉にお住まいのベテランモデラー・小坂さんから数度に渡って製作記を頂いておりましたので、これをまとめて御披露させて頂きます。ナローは2作目だそうですが、16番で培われた確かな工作力が随所に見られ、車体長僅か30数mmとは思えぬ素晴らしい出来栄えです!(^^)!(もりこー)

7月20日 森川様 千葉の小坂です。KATOも下回りを組み立て、モーターを取り付けて試験走行しましたところ「前輪イコライザ」の為か粘着力が有るようで、とてもスムーズな走行状態でした。これに味をしめて「可動ドア」と「屋根着脱」を試みました。
 屋根着脱は1mmアングルを使ってパチンと脱着させる事が出来たのですが、スライド・ドア工事が難問でした。1mmアングルで上下のスライド部分を作るのに「指2回火傷」、窓のガラス接着は裏から接着すると「引っかかりがでて」動かすたびに塗装を傷つけるため「填め殺し」になり四苦八苦しましたが、やっと塗装にこぎつけました。キャブ周りはまだウエザリングしてません。屋根は外してます。エンジンも少々加工したため入れるのに大変でした。デジカメのせいか画像が白っぽいですが実物はもう少し「青み」が強いです。)Hゴム部を塗装して「填め殺し」に接着したガラス(0.2mmアクリル板)接着確認後、ガラス部分をクリアーに少々スモークを混ぜてウエザリング。
 

7月21日 先日の報告で「なんで屋根を着脱可能にしたんだろうか?」と、お思いのことでしょう。下の画像のギミックのためです。@完成の暁に前照灯を点灯させたいのですが常時点灯も困るし、DDCコントロールも理解していないし「とりあえず超小型LED(1006)だけでも組み込んでおいて、後で考える事に・・・!!」 Aスムースな走行はあたりまえですが、ただディスプレーしているときにキャブ内もそれっぽくしたい。
 で・・・前照灯のロストをハンダ付け後、面一になった「湯口・取り付け面」に0.45φの穴をカップ部分まで貫通(せっかくランプ取付部までコの字再現してあるので外部に2本の線を這わせるのは無粋)させておくことに → 0.2mmの線材は2本楽々通ります。また、右にある物はT字網目板にレバー・コック等をハンダ付して一つのパーツ化しておき、モーターを外したキャブ内に屋根を外した上部から置きます。
 

8月30日 各窓のガラスはめ込み作業が残ってました。嵌殺しにするためキャブ内側に「粘着力を弱めた」マスキングテープでマスキングしてガラスを填めて「面一よりチョット引っ込んだ位置に」接着します。
 次に「モーターの配線接続部」結果、次の様に・・・。秋葉原で調達してきたマイクロコネクターを「水タンク」の位置にもうすこし手前に配置したいのですが「モーターに接触」しそうなので・・・。ボディーは「軽く汚して」有ります。錆は下回りしかしてません。朽ち果てていく状態より、現役バリバリ状態が好きなものですから。下の画像のディスプレー台はこの加藤用に新製、ベースは小型デコパージュ用です。
 

 

9月23日 北海道取材旅行は如何だったでしょうか・・?沢山の成果を持って帰られた事と思います。
完成目前で手が止まっていましたDLが、やっと出来ました。HOナローは2台目ですが(ナロー1台目はコッペル)ちゃんと作ろうと思うと結構な時間がかかってしまいました。
 着脱可能なモーター部です。抵抗は画像の裏側に有ります。モーターがキャブ内に有る為、目立たなくしようと思って「白」や「黒の艶消し」で塗装してみましたがなんかシックリこないため、思い切って「磨きたおして」みました。モーター本体を磨きますと、キャブの内側が映り込むため「思ったより」モーターが目立ちません。一つの方法かと・・・?モーター装着状態です。画像では抵抗が無塗装ですが、現時点では「白艶消し」になっています。
 完成状態です。ドアはスライド可能なので半開状態に!!屋根上のライトは、超小型電球色LED (1006)に電流制限ダイオードを直列に接続してLED保護と同時に前進のみ点灯します。ボディー色は「艶有り」なのでハイライトが強調されてます。
 このDL制作で結構「力尽きました」。走行系はKITの精度が高いため動きはとても滑らかで気持ちのよい動きをします。しばらくは走らせて遊びます。