九十九里のキハ102〜104
2022年から開始する「シリーズ九十九里」の先鞭をつけるのがこの「九十九里のキハ102〜104」です。
温暖な外房を走る軽便だけあって、ボクにはの〜んびりとしたイメージがある九十九里鉄道ですが、そんな風景にお似合いなのがこの単端ではないでしょうか？
当社はかつて丸山製単端は頸城の丸山製単端ジ1を製造したことがありますが、あれは前後の妻板が緩くカーブしていたり、左側の客室扉が大きかったり、乗務員扉が右側にしかなかったりと、云わば変種の丸山でした。
それに比べてこの九十九里は正統派の丸山(^O^)。
無個性なだけにどんな軽便の雰囲気にも溶け込めるのではないでしょうか？
人気のある車両だけに他社からも製品化されていますが、「いかにもモデルワーゲンらしい」と言われるような仕上げを目指して製品化致しましたので、きっと御満足を頂けるものと確信しております。
この後からは客車や貨車なども製品化の予定ですので、関東平野の端っこを走る軽便の光景を再現してみて下さい。
模型製品について
１．車体側板は真鍮板を美しくエッチング処理したものをプレス加工して作り、それにディテール豊かなロストワックスを組み合わせるという手法を採りましたので、手にしたときの充実感も味わって頂けるのではないでしょうか？
２．単端でボクが拘っているのはエンジン周りのディテール。特にエンジン下のミッション部分を再現することによって、横から見た時の感じは良い雰囲気を醸し出してくれます。それは頸城の丸山製単端ジ1を御覧頂ければお判りになると思います。
３．この製品でも窓がランダムに開いた状態の「夏姿」と閉じた状態の「冬姿」での発売を致します。運転席下部の通風口も同様です。
４．キハ102の乗務員扉はキハ103〜104とは形が異なります。トータルキットではどちらにでも出来るようになっていますが、未塗装キット・塗装済完成品ではお選び頂けます。
５．最近の単端の設計作法に則り、2個モーターとして床下のスケスケ感を重視しましたので、横から見た時にブレーキテコなども良い感じで見えます。
６．このシリーズを始めるにあたり、新色の塗料、MWC-21 ネイビーブルー、MWC-21 レッドブラウンを御用意致しました。なお、それ以前の塗装にされたい方は、上の外観図でキハ102の色のようにMWC-20 ミディアムブルーをお使いになると良いでしょう。塗装済完成品で旧塗装はキハ102のような色、新塗装はキハ103〜104のような色になります。
７．アルプスモデルからはこのシリーズ発売に合わせてインレタも発売予定となっております。こちらは準備ができましたら御案内させて頂きますので、楽しみにお待ちください。
九十九里のキハ102〜104（夏姿・冬姿）
トータルキット 各￥27000 未塗装キット 各￥54000 塗装済完成品 各￥67500
今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
（未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します）
製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー（九十九里用）」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。
朝顔カプラー（九十九里用）\500（2個入）、朝顔カプラー用ピン\1500（10本入）、朝顔カプラー用長いリンク\500
塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 ディープブラック」「MWC-03 クリーム」「MWC-17 ダークグレー（ウェザリング用）」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-20 ミディアムブルー」「MWC-21 ネイビーブルー」「MWC-22 レッドブラウン」と「MWC-52 MWシンナー（1リッター）」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。
DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ126デコーダー」を一緒にお求め下さい。
また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。
DZ126デコーダー\3500 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\4700UPとなります。
ボンネット周りの試作品が出来上がってきました(^^♪。
スマホで見る画像は恐らく実物の倍ぐらいなの大きさで、どうしてもアラが目立ちますが、肉眼で見れば綺麗なものです(^O^)。
遅れている進行ですが、これでOKを出しましたので、早速量産に掛からせます。（2022.03.13）
＊現在の在庫状況はこちらを御参照ください。
