沼尻のキハ2401U&キハ2402U 2006年に1回製造しただけで14年もの間、再生産しなかった幻の製品を、今回「夏姿」を加えて製造する事にいたしました。 仙北鉄道で主力気動車として活躍し、同鉄道廃止後は沼尻鉄道(実際には磐梯急行電鉄になってからですが)に譲渡され、晩年の旅客輸送の中枢として活躍した気動車。それがキハ2401&キハ2402です。 昭和9年、日本車輌で製造された本車輌は、いかにも戦前派気動車らしく動力側台車が偏心型で、それがスチール製バケットと共に大きな魅力です。 この製品は床下のハイディテールなど14年前に当時のナロー製品として注目を集めたもので、それはその後の当社のボギー式気動車の礎となりました。 14年経った現在でもそのクォリティーは充分に通用するものですので、より効率的に変わった集電方法以外は敢えてどこにも手を加えておりません。 変わった点は「夏姿」と「冬姿」をお選び頂けるようになった点だけで、今でも自信をもってお勧めできる製品です。 模型製品について 1.車体側板は真鍮板を美しくエッチング処理したものをプレス加工して作り、それにディテール豊かなロストワックスを組み合わせるという手法を採りましたので、手にしたときの充実感も味わって頂けるのではないでしょうか? 2.下記に示すようにキハ2401と2402とでは様々な違いがありますので、それを忠実に再現しております。 3.客室窓は開いた状態の「夏姿」と、閉じた状態の「冬姿」をお選び頂けるようになっております。 夏姿の窓の開き方は、キハ2401と2402とで違えてありますので、両者を並べた時に違和感はありません。 4.日車製ボギー気動車特有の偏心台車も再現しておりますので、スケスケの台車枠の間からはスポーク車輪がよく見えます。 5.前後のバケットも「簡単でハイディテール」というポリシーのもとロストを駆使して表現しました。しかも側面扉は開いた状態にも閉じた状態にも出来るようになっております。 6.運転台も装備されております。 製品化にあたり仔細に調べたところ、キハ2401と2402の相違点が数多く見つかりました。昇降用扉下部の凹みの枚数を始め、屋根水切の有無等々。しかも仙北から沼尻に譲渡された際にキハ2402は他の沼尻の車輌に合わせてカプラー高を下げましたが、キハ2401は何とそのまま使われていました。
沼尻のキハ2401 U・沼尻のキハ2402 U(各々、夏姿・冬姿あり) トータルキット 各¥26800 未塗装キット 各¥53600 塗装済完成品 各¥67000 今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。 (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。 また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します) 製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(沼尻用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。 朝顔カプラー(沼尻用)\500(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1500(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\500 塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 ディープブラック」「MWC-03 クリーム」「MWC-07 ライトブルー」「MWC-17 ダークグレー」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。 車体標記ナンバーは、別売のアルプスモデル製・沼尻インレタB、磐梯急行社紋、サボをお求め下さい。 DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ126デコーダー」を一緒にお求め下さい。 また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。 DZ126デコーダー\3500 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\4700UPとなります。 *キハ2401(夏姿)は完売になりました。(2021.03.06) *キハ2401(冬姿)、キハ2402(夏姿)は完売になりました。(2021.05.02) *キハ2402(冬姿)は完売になりました。(2022.02.19) |