シリーズ立山砂防軌道
立山砂防の5tDLW*北陸製57-10-28


いよいよ当社の「シリーズ立山砂防軌道」も新世代の車両に入ります。
この機関車はその名の示す通り昭和57年製で、Tld-251以降増備されてきた北陸製です。

スタイル的には伝統的な(?)台形の屋根形状ですが、その上に通風器が載っているので、車両限界はどうしたの?トンネルの高さを高くしたの?と疑問が湧いてしまいます。

またボンネット先のラジエターグリルやプロテクターも新鮮なデザインのものになり、やはり新世代の機関車到来を感じさせます。

当初は屋根上には通風器だけ載っていたのですが、平成12年あたりから順次車体が更新されて前妻面の窓が大型化され、大きなワイパーモーター箱やGPS機器箱が載るようになり、更にいかつい感じになりました。
また前部のヘッドライト位置の変更や、後部にも大型のものが2灯備わるようになり、担架を引っ掛けるフックまでもが装備されるようになりました。
もはや、ここまで変わると違う機関車と云っても良いような印象で、それらの特徴を模型製品では忠実に再現しています。

なお、実際の軌間は609mmで1/87に縮小すると7mmとなりますが、製品化にあたっては一般的な9mmで製造しております。





模型製品について

1.美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工で仕上げられたボディーは、手にした時の充実感ま
  でをも味わって頂けます。

2.それに加えて随所に使われている細密なロストワックス部品の数々は、適材適所の効果を上げて工芸
  品的な魅力すら醸し出しています。

3.様々な林鉄用DLの製造で培ったノウハウを生かして、小型でありながらもパワー溢れるものに仕上
  がっております。

4.それに寄与しているのが当社独自の3点支持式動輪の採用。これにより集電効果も良くなるばかり
  か、粘着性能も向上しますので、牽引力の増大も確認されております。

5.当社独自の朝顔カプラーシステムを採用しておりますので、実車さながらにピンとリンクで連結し、
  外観的にも申し分ありません。

6.上記のように「原型」と「更新型」の2種類で発売
  致します。

7.「原型」は建設省の時代となりますので、塗装は
  「MWC-11 建設省グリーン」を使います。
  「更新型」は国土建設省に入ってからの時代となり
  ますので、新たにラインナットに加わる
  「MWC-19 国土建設省グリーン」をお使い下
  さい。
  また、アルプスモデルからは同省のマークが発売に
  なる予定です。




「原型」「更新型」

トータルキット 各¥24800

未塗装キット 各¥49600

塗装済完成品 各¥62000



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(立山砂防用=沼尻・木曽用と同じです)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(立山砂防用)\500(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1500(10本入)、朝顔カプラー用リンク\500

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 ディープブラック」「MWC-11 ライトグリーン」「MWC-19 フレッシュグリーン」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ダークグレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは、別売のアルプスモデル製立山砂防インレタB国土交通省マークをお求め下さい。



DCC運転をされる方へ
この機関車は超小型のため、一番小さなデコーダー「Digitrax製DZ126」でも搭載する事が出来ませんので、何卒ご了承願います。



 

左側は原型、右側は更新型です(撮影:青森恒憲)




進行状況が少し遅れ気味ですが、ロストワックスの試作品が出来上がってきました。
ラジエターグリルや2種類あるプロテクターは勿論ですが、屋根上のワイパーボックスやGPS収納箱、マフラー付きの排気管など、流石に新系列の機関車だけあって新規に製作した金型は結構あります(^^♪。



*この製品は完売になりました。



「立山砂防の5tDLW*北陸製57-10-28」キット組立講座