尾小屋のキハ3 尾小屋のキハ1、尾小屋のキハ2と製品化して、残る気動車は「尾小屋のキハ3」です(^O^)。 尾小屋鉄道には3両の気動車が在籍していましたが、各々特徴があって、キハ1は日車らしい角型車体で偏心台車を履いたもの、キハ2は日立製でデッキ付き、そしてこのキハ3は汽車会社製でモダンなスタイル、といった違いがあります。 遠州鉄道奥山線が廃止になって、尾小屋に譲渡されたのですが、入線当初は元のままに2列のベンチレーターが装備されていましたが、北陸の積雪地帯を走るため、ここから雨漏りをしたのか、キハ1と同じように撤去されてしまいました。 遠州鉄道時代は「キハ1803」を名乗っていたのが幸いして、車体番号の「180」の部分に腰板色を塗り重ね、「3」の上に白いペンキで「キハ」と書いて済ませているところは御愛嬌(^_-)。 その塗り重ねたペンキも剥げてきてしまい、元の「180」が露出してしまった時期もありました。 幸いにこの車両はぽっぽ汽車展示館で動態保存されていますので、ぜひ一度訪ねてみて頂きたいものです。 そんな「尾小屋のキハ3」を渾身の設計で模型化致しました。 模型製品について 1.美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工で仕上げられたボディーは、手にした時の充実感ま でをも味わって頂けます。 2.正面や側面のナンバー180の部分の塗装が剥げて、180の文字が見える状態にも出来るように、 これらのプレス素材は洋白材のエッチングを使用しました。 3.台車枠はマクラバネが張り出した立体的なこの車両独特のスタイルをしていますので、この車両だけ のために新たに金型を作って対応しました。 4.床下機器は最近の当社の標準レベルである凝ったエンジンと付属機器を細密なロストワックスで再現 致しました。 5.朝顔カプラーは標準装備されていますので、特徴ある前面に垂れ下がったカプラー受も実車通りに 再現されております。 6.もちろんスポーク車輪装備の8輪集電ですので、安定した走行でお楽しみ頂けます。 7.窓がアトランダムに開いた状態の「夏姿」と、閉じた状態の「冬姿」の2通りで発売致しますので、 それを選ぶ楽しみも味わって頂けるでしょう。 夏姿・冬姿 トータルキット 各¥27800 未塗装キット 各¥55600 塗装済完成品 各¥69500 今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。 (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。 また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\822でお分け致します) 製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(尾小屋用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。 朝顔カプラー(尾小屋用)\493(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1600(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\493 塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-03 上運営林署DL用クリーム」「MWC-15 井笠用レッド」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー(屋根にも使用)」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。 車体標記ナンバーは、別売のアルプスモデル製・尾小屋インレタAとDをお求め下さい。 DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ126デコーダー」を一緒にお求め下さい。 また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します(組込工賃込み¥5000)。 *新規ロストワックスの量産品が続々と出来上がってきています(^_-)。写真に撮り忘れましたが(^^ゞ、この他に燃料タンク、ブレーキシリンダー、給油口も新しく作りました。(2019.04.12) |