先のアンケートによって多くの皆様が希望される上位5機種で、今回は各々半開と全閉のボンネットを御用意するという思い切った商品展開にしてみました。 思えば「助六の酒井製5tDL」を最初にリリースしたのが2001年、その後U、V、W、Xと進化し、最後のXは2008年の発売ですから6年ぶりになる訳で、久しぶりの登場になります。 その進化の間に登場して一度も再生産されなかった機種もある訳で、今回のYは集大成となる可能性を秘めたヴァージョンです。 今回はそういう意味でも「見逃せないチャンス」となるかもしれませんので、この機会をお見逃しなきよう! 模型製品について 1.今回新たに総ての機種のトレース図から書き直して、同じニュアンスになるよう心掛けました。 2.車体構成は美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工し、適材適所に魅力的なロストワック スを散りばめる、という当社のオーソドックスな作りですから、持ったときのヘナヘナ感がありま せん。 3.台枠も実車の鋳鋼製の厚みを再現すべく重量感のあるロストになっていますので、とかく斜め上か ら見がちな模型に於いても、その実感度は御満足頂けると思います。 4.動輪は当社独自の3点式可能軸箱システムを採用しておりますのでレールへの粘着度も向上し、そう でないものと比べると集電性能や牽引性能もアップしております。 5.全閉ボンネットタイプはボンネットの先までウェイトを搭載していますので、より安定した牽引性 能が得られるようになっています。 藪原のプリマウス製4tDL:厳密な意味では「酒井製5tDL」ではありませんが、動力機構が同じですので一緒に生産致します。逆に云えば動力機構以外は全くの別物で、台枠を始めとしてPLYMOUSEの文字が入ったラジエターグリル・特異なボンネットやキャブ形状など、見どころ満載です。 *トータルキット \25508 未塗装キット ¥51017 塗装済完成品 ¥63771 61号機・半開ボンネット:今回の機種で唯一ボンネットの脇の部分が低いタイプです。板バネ式軸受付き台枠で、キャブ前面の大きな引き違い窓が特徴的です。最近、側面が判る写真が公表され、側面窓やドアー窓などが忠実に再現できるようになりました。外観図にはバックミラー座を書き忘れましたが、製品にはロスト製のパーツが付いています。 *トータルキット \22422 未塗装キット ¥44845 塗装済完成品 ¥56057 61号機・全閉ボンネット:コンプレッサーカバーの金型を新たに起こし、全閉タイプにしました。61号機というのはラジエター保護枠の桟が少ないため、これ専用のものとなっています。外観図にはバックミラー座を書き忘れましたが、製品にはロスト製のパーツが付いています。 *トータルキット \23451 未塗装キット ¥46902 塗装済完成品 ¥58628 76号機・半開ボンネット:蛸入道を思わせるオデコの表情が堪らない異様な表情。しかもラジエター横に装備された前照灯やバックミラー。ラジエター保護枠もこの号機だけの為に新調しました。白川線での写真をよく見かけますネ。普通のスタイルの5tDLの中にこういう機関車が1輌混ざると、変化が出て楽しいものです。 *トータルキット \22422 未塗装キット ¥44845 塗装済完成品 ¥56057 76号機・全閉ボンネット:61号機とは違うスタイルのコンプレッサーカバー、しかもボンネットの脇の部分が61号機よりも高いため、金型も別物を作って対応しました。 *トータルキット \23451 未塗装キット ¥46902 塗装済完成品 ¥58628 119号機・半開ボンネット:以前のラインナップでは数少ないボンネット全閉スタイルでしたが、逆に半開になって登場です。トルコン用オイルクーラーも装備されていて、ラジエター保護枠越しにチラリと見えるのはイイものです。119号機はサイドストライプが高い位置にあるのも特徴です。外観図にはバックミラー座を書き忘れましたが、製品にはロスト製のパーツが付いています。 *トータルキット \22422 未塗装キット ¥44845 塗装済完成品 ¥56057 119号機・全閉ボンネット:後期型のコンプレッサーカバーは右側に装備され、その上部は斜めになっている後期型としては異色機です。また、後期型としては珍しくタイフォンが無いスッキリとしたスタイルです。右側にエアークリーナーがあるのも特徴です。外観図にはバックミラー座を書き忘れましたが、製品にはロスト製のパーツが付いています。 *トータルキット \23451 未塗装キット ¥46902 塗装済完成品 ¥58628 131号機・半開ボンネット:左側にエアークリーナーがあって左右にバックミラーを装着しているのが特徴。キャブには単式タイフォンを装備し、屋根まで緑色に塗られていました。塗装済完成品で、保存車の上運色(クリーム+マルーン)に仕上げることも可能ですので、お好みによりお選び下さい。 *トータルキット \22422 未塗装キット ¥44845 塗装済完成品 各¥56057 131号機・全閉ボンネット:全閉の131号機というのもなかなか魅力的なものです。コンプレッサーカバーの上部は水平になっていて、119号機と並べるとその違いが面白いです。これも御希望によっては塗装済完成品で、保存車の上運色に仕上げることも可能ですのでお選び下さい。 *トータルキット \23451 未塗装キット ¥46902 塗装済完成品 各¥58628 132号機・半開ボンネット:131号機と似ていますが、右排気管でバックミラーが無いのが特徴。しかもキャブには横2連タイフォン装備しています。現在は「りんてつ倶楽部」の手により王滝村に保存されています。 *トータルキット \22422 未塗装キット ¥44845 塗装済完成品 ¥56057 132号機・全閉ボンネット:面白いもので全閉のスタイル全般に云えることですが、サイドストライプが「通って」いることから低く長いボンネットが余計長く見え、本来の酒井製らしい(鈍重な加藤製とは違った)魅力を倍増させています。また、一見同じように見えても、119・131・132号機はキャブ前面のタイフォン以外に、排気管やエアークリーナーの位置がまちまちです。 *トータルキット \23451 未塗装キット ¥46902 塗装済完成品 ¥58628 今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押の化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。 (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。 また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\822でお分け致します) 製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(木曽用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。 朝顔カプラー(木曽用)\493(2個入) 朝顔カプラー用ピン\1600(10本入) 朝顔カプラー用リンク\411 塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-01 王滝営林署DL用グリーン」もしくは「MWC-03 上運営林署DL用クリーム」と「MWC-04 上運営林署DL用マルーン」、「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。 車体標記ナンバーは、「アルプスモデル製木曽インレタB(\630)」をお求め下さい。 DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ126デコーダー」を一緒にお求め下さい。 また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。 DZ126デコーダー\3500 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\5000UPとなります。 *お客様からの御要望が多いので「酒井製DL用砂箱セット」をこの機会に再生産する事に致しました。 オーダーは下記のオーダーフォームからどうぞ。トータルキットと一緒に発送させて頂きます。 但し、申し訳ございませんが、これを組み込んでの未塗装キット・塗装済完成品は設定されておりま せんので御了承願います。 1セット \1234 *部品は総て揃って、いま盛んに見本を製作中です。これらは「藪原のプリマウス製4tDL」と 「132号機(全閉)」の上まわりですが、この独特な雰囲気が実に新鮮です。(2014.06.13) *119号機は上記の「砂箱セット」を使って「全開ボンネット」にしてみたのですが、今回「後期型」 を全開にしてみて、そのカッコ良さを再確認しました!(^^)! このように全開に出来るのはキット派の方だけで申し訳ないのですが、「半開」からの加工はさほ ど難しくありませんので、キットメイクされる方は是非チャレンジしてみて下さい(^^♪。 (2014.06.22) *76号機半開、131号機全閉が御予約完売になりました。(2014.03.28) *76号機全閉が御予約完売になりました。(2014.03.29) *131号機半開が御予約完売になりました。(2014.04.09) *119号機半開が完売になりました。(2015.12.18) *119号機全閉が完売になりました。(2016.02.03) *砂箱セットが完売になりました。(2016.02.15) *61号機半開、61号機全閉が完売になりました。(2018.10.01) *132号機半開が完売になりました。(2018.10.01) |