鶴居の泰和製6tDL 簡易軌道に様々な車両を提供していたのが道産子メーカー泰和車輌工業です。DLもその一例で、この機関車は昭和35年9月に製造されました。 死重のあるなしによって違うのみで、寸法的にはこの機関車と同一の問寒別向け7tDLのNo.101と103も兄弟機で、簡易軌道向けDLとしては小型で使い回しの良さから愛用されていたようです。 板台枠な事から、一見して釧路製8tDLUに似ていますが、動輪径が小さくて腰が低い事、エンドビーム&カプラーの形状、ヘッドライトがボンネットの鼻先にあること、動輪間に砂箱があることなどによって、結構感じが違って見えるので、釧路製と並べて楽しみたいアイテムではないでしょうか? 今後、問寒別シリーズも再開する予定ですので、こちらもお楽しみに(^_-)-☆。 模型製品について 1.鶴居村に保存されている実車を採寸して設計しましたので、スケールに忠実で細かいところまで再現 されています。 2.当社の定番たる、美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工で作り上げるボディーに、表情豊 かなロストワックスをふんだんに使う構造になっていますので、持った時の充実感、眺めた時の細密 感は満点です。 3.特にこの機関車のハイライトは台枠です。動輪間の台枠に張り出した砂箱が嫌が応にも強烈な印象を 与えてくれます。これは鋳鋼台枠では味わえない妙味と云えるでしょう。 4.前部ヘッドライトはラジエターシェルの前に突き出しており、これが印象的なのですが、この部分の カバーを削り取り妻板前部にもヘッドライトを着ける事により、問寒別のNo.103に早変わりします (御希望の方には妻板用ヘッドライトもお分けします)。 5.その問寒別仕様は塗装済完成品で受注可能です。 6.動輪は集電効果の良さから好評の「可動式動輪」を奢っていますので、とかく不安定になりがちな小 型ナローDLにおいて効果を発揮してくれます。 *鶴居の泰和製6tDL トータルキット ¥24800 未塗装キット ¥49600 塗装済完成品 ¥62000 *問寒別の泰和製7tDL 塗装済完成品 ¥64000 今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。 (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。 また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\822でお分け致します) 製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(簡易軌道用(草軽用と同等品です))」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。 朝顔カプラー(簡易軌道用)\493(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1600(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\493 塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-11 建設省グリーン」「MWC-17 ウェザリンググレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。 DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ126デコーダー」を一緒にお求め下さい。 また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。 DZ126デコーダー\3500 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\5000UPとなります。 *ステーを介してヘッドライトも一体鋳造されたラジエター保護枠、左右で作り分けた台枠の試作品は、このように出来上がっています。 *問寒別のものとの違いがイマイチ判らないという御意見を頂戴しましたので、写真を掲載致します。 (いずれも当社刊「簡易軌道写真帖」より)(2015.06.24) *左が鶴居で、右が問寒別の101号機(前)と103号機(後)です。 *問寒別の101号機はラジエター横のテスリが無いだけで、「鶴居」と同じなのが判ります。 *また、問寒別の103号機はラジエター枠のヘッドライトはカバーが無く、前妻板にもライトが追加さ れているのが判ります。 |