スーパーワーゲンシリーズ
木曽のB型客車V

王滝型No.7・16・18、王滝型No.10・12、王滝型No.11、王滝型No.15、助六型、
遠山型No.3、遠山型No.4、遠山型No.5・6






ご好評をもって迎えて頂いた「スーパーワーゲン・カブースV」の流れを汲んで、今度はB型客車も「木製」で作ってみました。
 バリエーションは「木曽のB型客車U」で展開したラインナップをそのままに、今回は「遠山森林鉄道ヴァージョン」も加えたフルラインナップでの登場です。




あらためて「木曽のB型客車」についておさらいをしてみましょう。下の画像をクリックして大きいサイズで御覧ください。

B型客車というのはボギー式客車を指し、その台車は一般的には運材台車を流用したもので、総て上松運輸営林署機工課で製造されました。かつては木製の台車を履いたものも存在しましたが、昭和40年代に入ると岩崎レール製後期型の台車に順次振り替えられていきました。つまり軸バネを使用しない台車を使っているため、スパルタンな乗り心地を満喫(?)できたわけです(^^♪。

その運材台車を履いたB型客車は大型や理髪車を除いて王滝営林署に14両、上松運輸営林署に1両居ました。これらのスタイルは大別して2種類に分けることが出来ます。縦羽目板の「王滝型」と、その上に横向きに羽目板を貼り付けた「助六型」とにです。

「王滝型」は王滝営林署のNo.10〜12、15〜18、上松運輸営林署のNo.7の8両。対する「助六型」は王滝営林署のNo.3〜9の7両です。助六型のスタイルはみな同じでしたが、王滝型の方はデッキドアーの位置が左右あり、バリエーションに富んでいましたし、No.15だけは窓が上下に大きく、しかも台枠が羽目板で隠れているスタイルが特徴であったり、No.11は台枠のボルトの頭が何故か埋め込まれた形になっていました。

一方、「遠山型」というのは当社が便宜上つけたネーミングですが、「木曽の」ものと酷似していました。ただ、このグループにも「王滝型」と「助六型」とが存在し、王滝型は後期型台車を、助六型は板バネ式軸箱を備えた「日本農林機械製台車」を履いていたのが特徴です。また、カラーリングも木曽の真っ赤に対して、オレンジ+ライトブルー(No.5は不明なれど単一色)という変わったものでした。

保存車両についてはこちらを御覧ください。







では製品についてお話をしていきましょう。写真が特徴的なボディーの主要部品です。レーザーカット技法を駆使して繊細に仕上げた薄板を中心に、ディテール豊かなロストワックスを多用した台車を履き、屋根板は真鍮製として取り外しが可能なように設計されています。

左下の床板の右側にある小さな部品は何だかお判りでしょうか?これは座席の脚です!
 こんな部分まで作り込んだ車内ですから、ぜひとも車内には人形を乗せてやって、楽しい空間を演出してみて下さい(^^♪。台枠のボルトやテスリは所定の位置に小穴が開いているので、簡単に取り付けることが出来ます。

車体標記は別売の「アルプスモデル製・木曽インレタAとC」をお求め下さい。
 なお、これらのインレタに入っていない「助六・田島・本谷・氷ケ瀬・五味沢・白川などの所属名」は、特製ディカールで製品に入っております。




 

王滝型No.7・16・18                王滝型No.11


 

王滝型No.10・12                王滝型No.15


 

助六型                   遠山型No.3


 

遠山型No.4                遠山型No.5・6




王滝型No.7・16・18
王滝型No.10・12
王滝型No.11
遠山型No.3

トータルキット 各¥11200  未塗装キット 各¥22400  塗装済完成品 各¥28000

王滝型No.15
トータルキット  ¥11600  未塗装キット  ¥23200  塗装済完成品  ¥29000

助六型
遠山型No.4
遠山型No.5・6

トータルキット 各¥12000  未塗装キット 各¥24000  塗装済完成品 各¥30000



製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(木曽用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(木曽用)\480(2個入) 朝顔カプラー用ピン\450(10本入) 朝顔カプラー用リンク\400

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-06 木曽の客車用レッド」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」をお使い下さい。



案外気づいていない方が多いようですが、遠山型No.4は「前後でドアーの形が異なる」面白いアイテムです。

また、遠山型No.4は2色塗りですが、No.3およびNo.5・6の塗装済完成品を御希望の方は、1色塗りか2色塗りかを選択して頂けます。
オーダーシートの備考欄に何色かをお書き添え下さい。(2008.11.14)



特製の車体標記ディカール、分売を開始致しました。
B客の他に「小型有蓋貨車」などにも使えます。
1枚¥500です。

写真をクリックして大きいサイズで御覧ください。




総て完売になりました。



「木曽のB型客車V」キット組立講座