木曽の協三製10tDL
No.126・127・141



酒井製DLが天下の木曽森林鉄道にあって、玄人好みなロコ。それが協三です。今回製品化される3種は、いずれも北見営林局から転属してきたものでした。外観的にも酒井とは一線を画すデザインで、担いバネが露出した鋳鋼台枠や、ラジエターまわりのスタイルは、そのまま「軽便用」としても適用する点が特徴でした。ですから、同じ上松色に塗られていながら一際目立つ存在でした。
 また、絵葉書に残された左の写真のように、キャブフォワードと重連を組むこともたまにはあったようで、お互いに前を向いていながら、大きな凹型を形成したその姿はカッコイイのひとこと。塗り分けラインも揃って、あたかも1両の大型DLが驀進するかのようです。





模型製品は木曽ファンをアッと言わせたキャブフォワード同様、インテリアを標準装備。窓から見える計器盤やハンドブレーキ等は、なかなかイイものです。126号機は導入当初の、127号機はHゴムに改造された姿、141号機(木曽森林鉄道最終ナンバー機)はボンネット先の2灯式を再現しました。また細かい部分として、126号機だけは他の号機とカプラーの違いまで忠実に再現しました。
 マシマ製カンモーターを搭載し、パワフルな走りを実現。台枠を始めとして適材適所にロストを使いつつ(何と軸受には協三製を示す○に協の浮き彫り文字まで再現)、プレス工法にこだわった造りは、きっと御満足頂けるものと信じております。
 トータルキットの出荷予定は8月下旬。未塗装キット・塗装済完成品は追って出荷されます。また、同時にこの製品にも適合する「木曽のキャブフォワード用運転手&運転助手」(製品は未塗装状態です)も再生産いたしますので、併せて御予約ください。
 なお、特にご指定のない場合、塗装済完成品は上記外観図の塗り分けとなりますので、あらかじめ御了承願います。




この製品は完売になりました。



「木曽の協三製10tDL」キット組立講座