Chapter.13「地面を塗って草を撒き、川の仕上げまで」の巻

 

さて、地面にしたテクスチャーペイントもシッカリと乾いたようですので、着色をしていきます。
 レイアウト作りにはひたすら登場するエナメル系のフラットアースとフラットブラックです(^O^)。
 シンナーでシャバシャバに溶いたものは、このように大き目のボトルに入れてあり、毎回少なくなっては足して作ってあります。
 フラットアースをまず塗っていき、所々をフラットブラックで変化をつけて行きますが、イメージとしては道路になる部分は黒っぽく仕上げました。
 


ここからが段々とレイアウト作りの醍醐味になってくるのですが、そろそろ草撒きをします(^^♪。
 いや、先日或るお客様と話をしていたら、その方は建物を作る段階が一番楽しいと仰っていましたから、ひとそれぞれなのかも知れませんが、ボクは草撒きが一番好きですね(^O^)。
 材料は例によってターフとコースターフです。まずターフを木工ボンド水溶液で固着しながら撒いていき、所々をコースターフで変化を付けていきます。
 とまあ、ここまでは定石通りなのですが、ここでもう少し立体的に変化を付けたい場合に良いのが、このような雑草の類です。
 昔は着色した刷毛のようなものしかなく、それをチマチマと植えていったものですが、最近では数社から完成品が発売されていて、タイムイズマネーで考えると決して高いものではありません。
 写真のように木工ボンドで根元を固めたような状態になっていて、それを木工ボンドで固定するだけなのですから(*^^)v。

 

 

これがその「雑草」を植えてみたところです。レイアウトの地面が立体的になってくるでしょ?

 

ここいら辺で石垣を山の斜面に貼っておきます。木工所の裏手と山道の切通の部分に石垣を使って変化を出してみたのですが、山の斜面が迫っている製材所の裏手はともかく、バックヤードで建物は左半分に集中していますので、右手では山道がアイキャッチポイントとなるため、この切通も表現してみたかった部分です。
 この段階でスケール感が狂ってしまい、かなりな高さの石垣に見えてしまいがちですが、人形を立たせてみたりして、自分でもそのスケール感が狂わないように留意しました。

 

さて、ここで川に2回目のレジンを流し込みますが、今回は色に深みを出すために少し緑を強めにしてみました。
 例によってフィルターを埋め込んでいきますが、上面は水面ギリギリになるようにするのがポイントです。そうするとザワザワした感じに仕上がります。
 実際のこの川はもっと汚らしい川でしたが、模型の世界では清涼感を出したかったので、こんな感じに仕上げてみました(^_-)。