Chapter.10「木工所とトイレの製作」の巻

 

 

この木工所はとにかく簡素な作りにして、他の建物との対比を楽しむ事を心掛けました。
 ですから、側面の屋根もトタンの波板として、正に吹けば飛ぶような感じにしたかったんです(^O^)。
 その方針で図面を書き始め、機関庫と同様に中も丸見えですから、柱の工作が中心になりました。
 写真のような順序で組み立てていき、「吹けば飛ぶような」とはいえ、歪みなく組むようにはしました(^^ゞ。

 

部組みにしていき、最後はこのように組み合わせて柱は完成。例によって染み込ませるように薄い塗料を塗っていきましたが、今回は黒くして製材所との違いを表現しました。
 ただ、波板の色は製材所の屋根と同じ色にして、関連性を強調してみたつもりです。

 

柱に波板を貼り付けて組み上げてから、ハンブロールでサビを目一杯表現してみましたが、如何なものでしょうか?

 

さて、最後の建物は駅のトイレです。このトイレの存在は最後まで判らなかったのですが(とはいえ、絶対に何処かにあるはずですが)、知人のOさんから写真を頂き、所在地も形もようやく判りました(^_-)。
 大きさは1間四方で屋根が四角垂型をしているのが特徴です。

 

コンクリ部分はグレー、木部はデザートイエロー、屋根はダークグリーンに塗って組み合わせました。
「小」の方は実際には小便器があったのですが、今回は皆さんも良く御存知のスタイルにしましたので、目一杯ハンブロールでウェザリングを効かせました(^O^)。
 最後にコンクリの部分を所定の位置に接着して完成。長かった建物の工作もこれで一段落しました。次回からは川の工作と地面作りに入ります。