あけまして、おめでとうございます。 毎年恒例の「大風呂敷」を広げる候となりました。 皆さん、この大風呂敷を結構楽しみにして下さってるようで、年の瀬になると「来年はどんな大風呂敷を広げてくれるか楽しみにしています!」的なメールをよく頂きます(^^♪。 まあ、寄席へ大笑いしに行くような、軽い気分でお楽しみ下さい(^O^)。 なお、製品は総てHOeで、製品の前の番号は必ずしも発売順ではありません。 1.立山砂防の5tDLV*北陸製Tld-251 2.立山砂防の5tDLW*北陸製57-10-28 3.立山砂防の北陸製モーターカーU*55-10-64 4.立山砂防の北陸製モーターカーV*12-10-2 5.立山砂防の無蓋車U 6.尾小屋のホハフ1 7.尾小屋のホハフ6 8.頸城のホハ4&ホハ5 9.助六の酒井製5tDLZ 10.木曽の大型B型客車 No.3〜4 11.浜中&標茶のボギー無蓋車 12.足尾のフォード 毎年この大風呂敷を広げるのも恒例になってしまいましたが、皆さん「寅さんの映画」を正月に見に行って大笑いしながら正月を迎える気分で楽しんで頂けているようなので、こちらも張り合いがあります(^_-)-☆。 このように新製品のラインナップを見て楽しんで頂くのもメーカーの務めと考えておりますが、この中の1両でもお求め頂き、実際にモデルワーゲンの製品の良さを実感して頂けたらと思います。 大風呂敷でその年の2/3位の製造予定品を発表して、10月の「軽便祭」の際に残りの1/3を発表するのが通例になっていますが、年末近くなると電話やメールで希望品を直訴(^O^)して来られる方もいらっしゃり、案外参考にさせて頂いております(^_-)。 逆に発表はしたけれども、全く反応のない製品は発売時期を調整させて頂く場合もあり、一年前に発表した「木曽の酒井製124号機(旭川の酒井製10tDL)再生産」や「酒井製3.5tGL(再生産)」は見送られました。 いずれの製品も、ナローゲージでありながら「手にした時に、これぞブラスモデル!」と思わずニンマリしてしまうような、小さくても手応えのある逸品に仕上がっております。 (赤文字の製品は、クリックすると該当ページにジャンプします) 1.立山砂防の5tDLV*北陸製Tld-251 快調に製品化している「立山砂防軌道」シリーズですが、今年も魅力的なラインナップが目白押しです(^^♪。 酒井の牙城だった立山砂防にも北陸製が入り始め、その嚆矢となった機関車がこのTld-251です。 近代化北陸とはまた違った魅力があり、台枠にむき出しになったブレーキテコ装置などゴツゴツ感が堪りません(^_-)。 2.立山砂防の5tDLW*北陸製57-10-28 その近代化北陸の立役者がこの機関車。 当初はラジエター上に2灯だったヘッドライトは後に下に下がり、屋根上には大型化されたワイパーモーターやGPS装置を収める箱まで乗りました。 キャブ上の通風器や側面のHゴム部分の凸凹感などは、新しい「立山砂防のDL」を印象付けています。 3.立山砂防の北陸製モーターカーU*55-10-64 このモーターカーは既に受注が開始されております。 詳細はリンクしている当該ページを御覧頂きたいのですが、木曽シリーズでもそうだったように、意外とモーターカーというのは人気があり、立山砂防の北陸製モーターカーは発売前に完売してしまうほどでした。 4.立山砂防の北陸製モーターカーV*12-10-2 平成生まれの車両の登場です(*^^)v。 数字で車両番号を表すようになって製造年度が分かり易くなったのですが、その数字が表すように平成12年度製のモーターカー。 このモーターカーの特徴は後妻面に大きな開き扉がある事で、担架をここから入れやすいように工夫されています。 屋根上には一時使われていたGPS装置の箱が載り、ルーフキャリアまで装備されています。 細かいハナシですが、モーターカーのドアは一見同じように見えても、大きさやドアハンドルの種類などが違い、車両ごとにロストワックスを作り直さなければならず、これを精密なロストワックスで作っているので「統一してくれよ!」と云いたくなってしまいます(^^ゞ。 5.立山砂防の無蓋車U サイドブレーキが装備された新しい無蓋車です。 立山砂防の無蓋車との相違点は、まず床下にサイドブレーキ用テコが、片側の妻板にそのハンドルが備わること。そのハンドルとステップは赤く塗られているので、アイポイントになるでしょう(^_-)-☆。 例によって取り外しが可能な側板は、手を入れる穴の形と位置が変更になっています。軸箱の形状も違うので、全くの新規製造となります。 6.尾小屋のホハフ1 客車王国「尾小屋」のボギー客車、製品化も2年ぶりとなります。 この客車は屋根が極端に低くて、編成にしたときに屋根のグレーのラインがガクンと下がるのが魅力です。 模型製品では晩年になって腰板に鉄板を張り、屋根のモニターを塞いだ姿を再現します。 7.尾小屋のホハフ6 去年は製品化を予告しておきながら時期尚早と一年遅らせた客車です。 尾小屋の客車は三重交通から譲渡されたものが大半を占めていましたが、この客車も同様でした。 しかし、この客車の特徴は、まるで京浜急行の電車のように窓が大きくて開放的な雰囲気であった点です。 同じ三重交通の仲間でありながらホハフ5の暗さとは対照的です(^O^)。 そんなホハフ6も貴方の尾小屋に混ぜてあげてください(^^♪。 8.頸城のホハ4&ホハ5 頸城のホハ1から頸城のホハ2&ホハ3と製品化して、このボギー客車の仕上げとなる「頸城のホハ4&ホハ5」を来年には製品化します。 ホハ1は側板や妻板が鉄板、ホハ2は側板が木で妻板が鉄板、ホハ3は側板も妻板も木という違いでした。 今回のホハ4と5は側板も妻板もホハ1のように鉄板張りですが、ホハ4の側板はホハ3のように元ホロハの名残がある窓配置、ホハ5のデッキ仕切板はホジ4だった頃の名残があり、運転席用の窓が開けられています。 つまりこのホジ4というのは、車内に運転席があって、仕切板の窓と妻板という2枚のガラス窓越しに前面を見ながら運転していたんです! 9.助六の酒井製5tDLZ この製品は既に受注が開始されております。 詳細はリンクしている当該ページを御覧頂きたいのですが、有名な「キャブフォワード」は別として、木曽森林鉄道には意外と板台枠のDLというのは少なく、殆どが鋳鋼台枠でした。 それだけにディープなファンの方々は待ち望んでおられたようで、早々に御予約完売になりそうな勢いで受注しています。 10.木曽の大型B型客車 No.3〜4 去年は製品化を予告しておきながら時期尚早と一年遅らせた客車です。 当社では様々な木曽森林鉄道の客車を模型化してきましたが、この独特の屋根のカーブを持った客車はまだ製品化しておりませんでした。 破風板も分厚い鈍重な雰囲気を持ったこの客車は重厚な佇まいを持っており、これまた編成の中に入れてやると得も云えぬ楽しさが味わえるのではないでしょうか? この客車用にも「アルプスモデル」さんから新しいレタリングが用意される事になっております。 11.浜中&標茶のボギー無蓋車 この車両も標茶の酒井製8tDLを優先させたために一年遅れさせました。 道東の各町営・村営軌道の大きな役割のひとつに、酪農農家から出荷される生乳の輸送がありましたが、ゴンドラタイプやタンクローリーの他にも無蓋車が活躍していました。 浜中ではゴンドラと同列に連結されてその任に当たっていましたし、標茶では専らこの無蓋車が使われていました。 そんな無蓋車に別売の集乳缶を載せてお楽しみください(^_-)。 12.足尾のフォード 突如として昨秋に予告された機関車ですが、この製品は既に受注が開始されております。 詳細はリンクしている当該ページを御覧頂きたいのですが、あまりにも有名な機関車ながら実態はよく判らない、という摩訶不思議な車両です(^O^)。 しかし、模型として見た場合に、この極小さというのは魅力で、ついコレクションしてしまいたくなる「指の平サイズ」の機関車です(^_-)。 *標茶の酒井製8tDLトータルキットは1月7日の出荷を予定しております。 *勿論これ以外にも定番商品たる「各種運材台車」などは再生産を重ねていきますし、状況によっては上記以外の製品、新しいタイプの運材台車や貨車などが発売される可能性もございます。 |