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「筑波鉄道DD501」を見る


筑波鉄道DD501は、新三菱重工三原製作所で昭和29年に製造された、センターキャブDLです。前後のボンネットには225PSのディーゼルエンジンを搭載していました。
  整備重量39.71t、動輪径860mmのロッド式伝導で、主に貨物輸送に従事していましたが、その役目を終えてからは、国鉄から乗り入れの12系客車による季節列車「つくば号」の牽引や、保線列車の牽引にあたるなど、殆ど庫暮らしの毎日を送っていました。
  私が真鍋の車庫を訪れた昭和61年2月27日も、クラの奥深くに仕舞い込まれて埃が積もってはいましたが、足まわりの各部には注油が施されていて、今にも動き出しそうな充実感が漲っていました。(もりこー)


@Aボンネット上からキャブを見ます。Rで構成された丸いキャブの屋根上には大きな点検蓋が印象的です。


BCDキャブ妻板と側面との接合面はRではなく直角で構成されているのが判ります。エンジン排気管はエンドビーム下にあるのが特徴です。


EFGボンネットを見てみましょう。エンジンの積み下ろし用の大きなハッチが目を引きます。


HIエンドビームの下には排気管マフラーが目立ちます。模型でもパイプを潰すと、感じが出そうですね。勿論、反対側のエンドビームにも装着されています。


JKどっしりとした台車を見ます。動輪径は860mm。


LMもう一方の台車のクランク位相は、模型で言うところの2モーター式なので、特に連携していません。1軸あたりの位相は勿論90度ですが。


NOキャブ下には塵コシが2連で装備されています。


P運転台を見ます。この運転台は点対象で装備されています。