キット組立講座



木曽のA型ゴンドラU


2002年に「木曽の頒布会」で発売したA型ゴンドラが、違うタイプの台車に履き替えてリニューアル発売です。当時は興味を持たれなかった方も、今となっては欲しいアイテムなのではないでしょうか?素材を吟味し、適材適所に使い分けをしましたので、持つ喜びを味わって頂けるものと確信しております。そんなゴンドラカーの魅力を、この組立講座から感じ取って頂ければ幸いです。


第1回
1.まず、側板と妻板とを写真のように各々を上面合わせにして組み合わせて半田付けします。直角度に留意しましょう。L字型になったものを組み合わせて箱状に組み立てます。その場合も歪みがないように留意しましょう。


2.上から落とし込むようにして、床板を側板や妻板と半田付けしますが、写真のように何かの上に置いて作業をするとやり易いでしょう。そしてボルスターをしっかりと半田付けします。

 


3.側台枠の穴に軸受を差し込み半田付けします。この軸受があるために、ロスト部品で車軸を受けるのとは格段の違いで転がりが良くなっています。



4.主台枠とエンドビームを組み合わせて半田付けします。エンドビームに小さな穴がある方が写真の上側になるように留意しましょう。片方のエンドビームにブレーキテコを半田付けします。



5.ブレーキシャフトをブレーキテコの穴に差し込みながら、ブレーキポストを半田付けします。



第2回
1.塗装に掛かりますが黒一色なので気が楽です。総ての部品をMWC-53 MWプライマーで下処理してから、全体にMWC-02 黒で塗ります。穴のある部品はその穴に竹串を刺せば良いのですが、ブレーキシューのように穴の無い部品は、両面テープ(カーペット用と称するガムテープのような強力なもの)を竹串の先端部に巻いて支持すると良いでしょう。これを発泡スチロール板に差しておき、一本ずつ手にとって塗装作業をします。
 両台車間はドローバーで結びます。カプラーにピンを差し込み、エポキシ系接着剤で軽く止めておきましょう。そして、組み上げた台車を床板のボルスターに段付ビスで止めて出来上がりです。



2.作例ではアルプスモデルから発売されている「木曽のインレタA」を使って標記を入れています。このような細かい文字が入ると、グッと細密感が増します。
 好みによってMWC-10 フラットベースを入れたMWC-09 クリヤーでオーバーコートして全体の艶を整え、MWC-17 ウェザリンググレーで軽くウェザリングしてやります。



3.さあ、貴方ならばどんな荷物を載せますか?今回は枕木を運んでいる光景を再現してみました。これなどは一番手軽で楽しめる方法なのではないでしょうか?





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