もりこーの木曽路日記

平成26年9月15日

「旧木沢小学校の林鉄資料館を訪ねて」の巻


梨元ていしゃばの近くに、昭和7年に建てられたという木造校舎も懐かしい旧木沢小学校があります。
 ここには遠山森林鉄道に関する資料が保存されているというので寄ってみました。



 

木造校舎で木の床、木の机と椅子、足踏みオルガン、そしてアップライトピアノには「おお牧場は緑」の楽譜。昭和20年代生まれの我々にとって、どれもが郷愁を誘うものでした。
 ここが2階にある資料室です。年末年始以外は自由に中を見学できるようになっています(^v^)。

 

壁一面には当時活躍した車両の額入りの写真が一杯展示してありました。
 出版物だとコストの関係からカラーで見られない場合が多いのですが、この酒井の色は変わっていますネ(^^♪。
 お別れ列車のようですが遠目なので何号機かは判りません。右のライトブルーは晩年の写真でよく見かける本州製紙所有・信和林業の酒井です。

 

左はキャブの屋根が嵩上げされた飯田営林署と書かれた79号機。とはいえ木曽から来た79号機とは別物。
右は58号機ですが、後になってキャブは改造されたようです。

 

左は44号機。右は大建木材工業のメーカー不詳機。

 

左は熊谷組のモーターカー。豊川工場製と書かれていますが、どう見ても岩崎レール製。屋根上の荷台が良い雰囲気ですネ。
右はやはり熊谷組のマツダボンゴの改造車。このモーターカーは、当社が開催したモーターカー改造コンテストで最優秀賞を受賞された山下さんの作品でも御存知の方も多いでしょう。

 

左は岩崎レール製No.63。前面1枚窓、後ろの長円窓が特徴です。
右は近藤XXと書かれたモーターカーですが、屋根上の荷台といい、牽いてる木製台車に載せた荷物といい、模型でもインスピレーションを喚起させてくれる写真です。