もりこーの木曽路日記

平成17年7月9日

「7〜8t機を採寸しに行く」の巻−1


この冬に製造予定の7tDLのデータ集めのために、王滝村田島停車場跡で保存活動をされている「りんてつ倶楽部」さんの活動日に合わせて出掛けてきました。ここに保存されている7tはNo.84です。84号機はKATOのような屋根が特徴です。


 

まだまだ梅雨真っ只中の時期でしたが、撮影や採寸の時間帯はラッキーにも曇りで、却って撮影日和。あまり天気が良いと影が写り込んでしまい都合が悪いんです。
 王滝村のやまばと号用DLのように、中央の窓がHゴム支持で脇には縦長窓があるスタイルも、84号機を特徴付けています。台枠の寸法を測ってみたら、台枠高さは同じものの全長で8t機の98/99より265mm、ホイールベースで45mm短いことが判明。やはり7tと8tの違いですね。

 

外観的に一番の特徴である屋根は、前側は普通のヒサシ状なものの、後ろ側は妻板とも云うべき板が貼られています。こんなところもぜひ模型では再現してみたいものです。

 

田島の構内にはラッセル車も保存されています。残念ながら木製の台枠は朽ちてしまって無いのですが、上まわりも今となっては貴重な品。冬の製品化を考えて採寸してきました。ラッセル部分の後ろ側ってこうなってるんですね。

 

ラッセルは二つのハンドルで上下できるようになっています。まるで夕張鉄道なんかの「スノウプロウ上下動装置」みたいですね。模型化したときには、ここいら辺がひとつの見せ場になりそうです。ただ、ハンドル軸を支えている部分は写真のように斜めにかしいでしまっていますが、現役当時はまっすぐに付いていたようです。