Chapter.6「細長い機関庫の製作-1」の巻

 

この機関庫は仙北鉄道からボギー式の気動車が来てから建てられたのか、はたまた客車用として建てられたのか判りませんが、いわゆる「ウナギの寝床」のように細長いのが特徴です。
 つまり、川桁の情景には無くてはならない存在な訳で、これも手抜きができません。
 この機関庫の脇にはガソやDC12の方向転換をするための小さなターンテーブルがあるので、いわゆる建築限界も考慮しなければなりません。
 そんな事から機関庫の幅や長さを決めたのですが、左右方向でショーティーにせざるを得ないレイアウト状況ですので、イメージを残しつつも、或る程度はショーティーにしてあります。

 

前回の「積み換え小屋」とは対照的に、こちらは基本的に中が見えない建物なので(入り口の部分には撮影時に車両を置くでしょうし)気が楽です(^_-)-☆。
 設計図通りにボール紙を切り抜き、柱の位置も書き込んでおきます。それに1.5mm角や1mm角の桧棒を貼っていきます。

 

この機関庫の外壁は縦方向に板が貼られている方式なので、STウッドに2mmピッチで切れ目を入れていきますが、写真でXがしてある部分がミソ。
 この切り込みを入れない部分を作っておけば、カッターで切っていったときに、バラバラにならずに済みます(*^^)v。
 あとはひたすらひたすらSTウッドを貼り込んでいきます。

 

ここまで組むと開口部以外は結構シッカリしたものになります。
 勢いに乗って扉の製作に移りますが、この手の扉に多い斜め貼りのパターン。面倒ですね〜(^^ゞ。
 STウッドを日の字に切り抜き、そこに45度に傾けたスジ切りしたものを貼り、更に裏側にも日の字を貼ります。

 

 

扉は開いた状態にして動きを表現してみました。
 ここまで作ってレイアウトの上に置いてみると、その大きさがイメージ通りで自己満足(*^^)v。