Chapter.2「台枠の製作」の巻

10月31日

 

今までのモジュールは市販品の台枠を使用してきましたが、今回はホームセンターでベニヤ板と桧角材を買って自作しました。大きさは1500x450mmです。
 コーナーは45度の突合せにはせず、単純な90度の合わせになってしまいましたが、ま、ここの所は許して貰いましょう(^-^;;。

 

このモジュールレイアウトのアイキャッチとなるのが、このミルクタンク積替施設です。
 これは木曽モジュール倶楽部の畑中さんから数年前に頂いたもので、今まではガラスケースの中に「別海のタンク車」と共に飾ってあったものです。
 いわば二度目のお勤めというか、本来のあるべき場所に設置が決まった訳で、きっと畑中さんも喜んでくれるんじゃないかな?
 経年変化で屋根板が反ってきており、鉄骨から外れてしまっているので、屋根は新調してやらなきゃダメなようです。
 この施設の図面は当社刊「簡易軌道写真帖」に掲載されているので、彼はそれを元に作られたのか、とてもスケールに忠実に仕上がっています(^v^)。

 

イメージ図面を基に台枠に鉛筆で線を書き込んでいき、ポイントも置いてみて所定の線路間隔を得るために何mmの端数レールを挟めば良いかを見て行きます。
 建物が建つ場所には、その床の広さのベニヤを用意して、台枠に止めておきます。これは台枠にプラスターを流し込んだ時に、その部分にプラスターが流れ込んでしまわない役目をします。
 そのベニヤ板の厚み分は道床として嵩上げしてやらなければいけませんので、まず0.3mmのプラ板を台枠に置き、透かし見るようにして細いマジックインクでラインを書き、ハサミで切り出します。
 次にその上に貼る2mm厚のコルクに仮止めして、同じ形にこれも切り抜いていきます。

 

そしてプラ板、コルク板の順に台枠にゴム系接着剤で貼り付けていきます。
 右の写真で突如としてターンテーブルが出現しましたが、これはこういう早い段階で用意しておかないとなりません。

 

これがそのターンテーブル。クラシックストーリーのキットですが、なかなか良く考えられていて、所定の位置でピタッと自動的に止まるようになっています。
 今回は180度の設定にしましたが、同梱されている45度のカムを使う事も可能です。
 因みにターンテーブルのレールの長さは28mmですから、普通のサイズのナロー用SLだったら乗るでしょう(^^♪。ボクは「歌登のマイクロレールバス」を転回させるつもりなので、これも勿論OKです!

 

レールはPECO製のもので1mmの太さの小さな釘で台枠に止めていきます。屋根板が外れちゃった積替施設を置いてみて、感じを掴んだりします(本当はナルってるんですけどネ)(^O^)。
 モジュールレイアウトですから繋ぎ目もチャンとしておきます。ここにはプラスターが流れ込まないように3mm角の桧材で両脇を囲っておき、台枠の外周部も同じように桧材で囲い、プラスターが外に流れ出さないようにしておきます。
 こういう角材の接着には木工用の瞬間接着剤が最適です。木工ボンドですと乾くのを待つ時間もありますし、水分によって反りが出る場合もあるからです。
 最近は瞬間接着剤も安くなりましたから、積極的に活用しましょう。因みにボクが愛用しているのは、ホームセンターのカインズとセメダインとが提携して発売している3g\100のもの。これでしたら使い残した時に、ノズルが詰まって四苦八苦する気遣いもなく捨てられます(^^♪。

ここまでが初日の工作。朝10時のホームセンターの開店に合うようにして木材を買いに行って、昼食後は台枠材の切り出し&組み立て、夕方からは路盤とレールの設置となりましたが、一日でここまで進められたのは「乾燥待ち」の時間が無かったからでしょう\(^O^)/。
 とはいえ、作業が終わったのは日付も変わり、1時過ぎになっちゃいましたが・・・。