ホイットコム作品展


助六の酒井製5tDLコンテスト以来久しく開催していなかった当社の車輌キットを使っての作品展を下記の要領で開催致します。
 ホイットコムほどアレンジの楽しさを謳歌できる形は無いのではないでしょうか?そんなアイデア溢れる作品の御応募を楽しみにしております(^^♪。

審査委員長には「木曽谷の森林鉄道(ネコ・パブリッシング刊)」や「全国森林鉄道(JTB刊)」の著者として有名で、ご自身もモデラーの西裕之氏を迎え、もりこーも参加して選考をさせて頂きます。



応募規定
*当社発売の「木曽のホイットコムT〜V」の主台枠を使用して塗装仕上げをしてあるもの。
 したがって、下まわりはキットのままで、ボンネットやキャブは新製したものでもOKとします。
 但し、キットをそのまま組んだものは応募出来ず、下まわりだけというものもNGです。

受付期間
*下記応募用紙をダウンロード&プリントアウトのうえ御記入頂き、作品に添えてお送り下さい。
 (但し複数を応募される場合には、1作品につき1枚の応募用紙を添えて下さい)
*平成23年8月1日から8月31日までの間に当社にお送り下さい。
 送り先:モデルワーゲン 〒399-8303 長野県安曇野市穂高8045 Tel.0263-84-0870
*9月に審査をさせて頂き、10月に予定されている「軽便祭」会場で審査結果を発表のうえ、
 応募作品総てを展示させて頂く予定です。
*なお、作品の返却は軽便祭の終了後できるだけ速やかにさせて頂きますが、入賞者には記念品を
 お贈りする関係上、若干遅くなる可能性がございますことを、あらかじめ御了承願います。

各賞について
*優秀作品には下記のように当社製トータルキットを贈らせて頂きます。
*特 選:木曽の8tボギーDLU
 優秀賞:木曽の5tボギーDLU
 準優秀賞:魚梁瀬の野村組製DLU
 審査委員長賞:西 裕之氏撮影の助六の風景写真(額付き)
*参加賞として全員に、当社製品が御購入頂ける商品券\5000分。
 (1作品に対して1枚発行されます。但し譲渡は出来ず、お釣りも出せませんので御了承下さい)



今回のホイットコム作品展開催にあたり、前回酒井5t機作品展の時と同じく審査員長を拝命いたしました。
 つい最近のような気がしておりましたが、実はあれから7年も経っているということに正直驚きました。
 前回は珊瑚祭の一環としての開催でしたが、その後ワーゲン祭を経て軽便祭に発展し、毎年盛大になってきています。その間にナローゲージの車輌も多くのメーカーからリリースされ百花繚乱といっても過言ではありません。
 モデルワーゲン社からも様々な車輌が数多く製品化されてきましたが、その中で今回俎上にあがったホイットコムの機関車は、大正末期から昭和初期にかけてプリマウスと並んで数多く輸入されたガソリン機関車で、土木建設工事や砂利採取、森林鉄道、殖民軌道などで国産ガソリン機関車に取って代わられるまで広範囲に使用されました。
 輸入時期からしてガソリン機関車の古典機故、現在のところ日本で現存するものは、紀ノ川砂利線で使用されていた機と、今回新たに製品化される群馬県沼田市根利の林業機械化センターで保存されている元長野営林局No.7の2両しか発見されていません。
 製品では今回と前回の発売で長野局森林鉄道仕様と殖民軌道仕様、それにフリーの安曇木材仕様がありますが、残されている実機の写真などでは、窓枠の追加ぐらいで比較的原型を保って使用されている物が多いので、もちろん保存機や実際に存在した機関車を忠実に模型化するのもよいのですが、この際実物にとらわれず、キャブの大幅変更や安曇木材のように、オリジナルの土木建設、森林鉄道、製材会社、砂利採取軌道や殖民軌道仕様などに仕上げてみるのも一考かと思います。
「いかにも何処かにありがちな」といった1台に仕上げてみたり、エンジン部全開や元々簡素なキャブインテリアですが動力関係を変更して内部に凝ってみるのもよいでしょう。
 ただし選考時走行性能は不問にいたしますが、モーターなしのシーナリー仕様や動力系を変更したものの試走の痕跡が見られず、とても動きそうもないと判断されたものは未完成として選外といたします。
 前回と同様、選出時応募者名はブラインド方式にて厳正かつ独断と偏見で技術とセンスに溢れた作品を推薦したいと思っております。
 なお、私からも審査員特別賞と副賞を前回のように差し上げたいと思いますので皆様ふるってご応募下さい。
                                         西 裕之



過去皆さんの工作台からに掲載されたホイットコムたち

 
栗島さまの作品


 
柴草さまの作品


 
佐々木さまの作品           眞崎さまの作品(5tDL作品展の特別賞)




 

 


もりこーも作例として、このGWを利用して作ってみました(^v^)。
 排気管・ラジエター保護枠・正面テスリは塗装後に接着なので、仮に差しこんであるだけで歪んでいますが、大体の雰囲気がお判り頂けるでしょうか?
 7号機を基本としつつ、いわば「ミニ・キャブフォワード」を目指したスタイルで、正面は47号機の妻板を利用して中央部は穴埋め。
 屋根上には櫓を組んで138号機のエアータンクを載せたため、ボンネット右前には119号機のコンプカバーを追加してエアーホースを装着。
 排気管マフラーはキャブフォワード用、キャブ側板は47号機のものを使っています。台枠軸箱のキャブ側のみ、台枠の劣化が激しいために補強板を追加したという想定です。
 このあと金太郎塗装にして、ボンネット上面とキャブ上半分をクリーム、それ以下をマルーン、屋根上を黒に塗って「安曇木材No.3」になる予定です(^^♪。
 コンテストの応募締め切りは8月末日。まだまだ時間があると思っていると、瞬く間に経ってしまいますヨ(^O^)。

こちらの記事も参考になさって下さい(^v^)。



審査結果