Chapter.8「樹木を作って植えます」の巻

 

さて、樹木の製作です。
素材は毎度お馴染みのオランダフラワーのドライフラワー(^O^)。
場合によっては銅線を束ねて捻り、これに光硬化パテを塗って幹として、そこに枝としてこのオランダフラワーを使う場合もありますが、幹にも太い細いがある訳で、駅前にある桜の木のように幹が太いものではなく、木立のようにしたい場合にはオランダフラワーの枝(?)をそのまま使う場合もあります。
今回はその後者な訳です。
オランダフラワーには葉っぱの名残のようなものが所々に付いていますから、まずはこれをピンセットで取り除きます。

 

今回はおよそ10cmぐらいの高さに仕上げようと思い、ハサミでその長さにカットしたのですが、このオランダフラワーなるものは何故か枝ぶりが平面的で、このままで使ったら変な感じになってしまいます。
それを是正するために小枝を木工用瞬間接着剤でチマチマと接ぎ木していき、上から見て何となく丸くなるように仕上げます。

 

このジオラマのシンボルツリーになるように大きな樹木(約20cm)を1本作っておき、とりあえず7本出来上がりました(^^♪。
何気に見た光景は、何だかドローンになったような気分*\(^o^)/*。

 

 

出来上がった樹木に葉っぱとなるパウダーを振り掛けていきます。
数年前から気に入っているのがNOCH社のパウダー。
ボクの好きな新緑の色というのがひとつ、もうひとつの魅力は粉の形です。
細かい不規則な形になっているので、使うと光に反射する部分があり、それが新緑の輝きに見えてくる点が超気に入っています(*^^)v。

まず用意するのは木工ボンドの水溶液に例によって界面活性剤たる中性洗剤を数滴入れたもの。
中性洗剤を入れることにより、ボンドの枝への付着が良くなります。
今回は20cmなどという木を作ってしまったので、タップリ大量の水溶液を作りましたが、その殆どは作業後に捨てました(^O^)。
でもまあ、高いレイアウト用品から比べれば木工ボンドなど安いものですから、気にせず前に進みます(^_-)-☆。

この水溶液に樹木を浸して、界面活性剤の働きによりカエルの水かきのような膜ができますので、これに息を吹きかけて無くしておきます。
そうしないとパウダーを振り掛けた時に、この膜にも付着して何やら変な感じになってしまいますから(^^ゞ。


そして木を持った指で回転させながら、もうひとつの指で摘まんだパウダーをハラハラと振り掛けていきます。
頃合い良しとなったところで、いつも塗装用の串を刺しているウレタンフォームに立てて乾燥。

 

一昨日流し込んだレジンはコチコチに固まったようなので、流れ止めにしていたガムテープを外し、表面に漏れたレジンを削いだりします。
昨日追加で流し込んだ滝の上流のレジンは、爪を立ててその跡が残らない程度までは硬化しましたが、まだ何となく粘っこい感じで下流ほどには固まっていません。
ベースボードの側面に垂れたレジンは、カッターや鉋を使って削ぎ、出来るだけ平面にしておきます。
ここには最後に化粧板を貼るので、凸凹があるとその板が浮いてしまうからです。

 

そして、いよいよ植樹祭です(^_-)-☆。
小さめの樹木は奥の方に、大きい樹木は手前に配置しましたが、これも仮に手で持ちながら出来上がったときの姿をイメージしながら熟考しました(^^♪。
このジオラマは車両を引き立たせるものですから、車両が見えなくなったのでは何にもなりません(^O^)。
かと云って、線路が丸見えになるのも何か気恥ずかしいものがあり、写真に撮ったときに木の茂みの間から車両が見えるような雰囲気になるように考えてみました。
あれこれと考えた末に決めて、ドリルで地面に穴を開けて木工ボンドで固定。
大きな木は傾かないようにまだ支えをしてありますが、こんな感じで如何でしょうか。
所詮、全山樹木で覆うような根性はありませんので、一番効果的なポイントに木を植えてみたのですが(^_-)。



樹木を植えた木工ボンドも固まったようなので、木曽の車両を置いて撮影をしてみました(^^♪。
ウ〜ン、自画自賛しちゃいます(^O^)。