Chapter.7「渓流に水を流し込みます」の巻

 

渓流に水となるレジンを流し込む訳ですが、実物は上流からどんどん水が供給されるのに対して、こちらはひたすら下流へと流れてしまいます。
特に今回は滝を作ったので、高低差は生半可なものではありません(^O^)。
そこで18分ぐらい考えに考えて、滝の部分に透明な板で仕切りを作って、まずその上流にレジンを流し込み、これが固まったら滝から下の部分にレジンを流し込んだらどうだろうか?というアイデアが浮かびました。
板厚1.7mmのプラ板を5mm幅に切って滝の上にエポキシ系接着剤でいま固定したところですが、このエポキシ系でついでに僅かな隙間も埋まってくれて漏れないと良いのですが。
このプラ板の部分は水で泡立てれば目立たないだろうと踏んだのですが、果たして結果はいかに?
万が一レジンが何処かの隙間から漏れたときのために新聞紙を何重にも敷いておき、上下端も二重にガムテープで補強しておきました。

 

さて、水となるレジンを渓流に流し込みます。この作業はワクワクすると共にドキドキものです。
草撒きでしたら仕上がりが気に入らなければやり直しをすれば良いのですが、この作業は一発勝負。
川底の色や流し込むレジンの色で雰囲気がガラッと変わってしまいますし、用心したと思っても思わぬところからレジンが漏れてしまい、正にザルになった経験もあります。
しかし、自分で満足できる仕上がりになった時は、いつまでも眺めていたいような喜びがあるので、つい渓流のある風景を作りたくなってしまうんです(^O^)。

水を表現する素材はいつものレジン、ETデブコンです。
熱帯魚の水槽用のフィルターは水がザワついた感じや泡立った感じ、飛び散る感じを表現するのに使います。
説明書通りに原液と硬化液とを2:1で混ぜて、コップ一杯に対して青いインクを3滴たらしておきました。
この色は混ぜている時は「足りなかったかな?」と不安になりますが、何故か硬化すると色が濃くなるので控えめの方が無難です。

 

そして攪拌に使った割りばしでいざ流し込みを開始(^^♪。
ある程度を流し込んだら、フィルターを小さく千切ってレジンに浸し、串の先で沈めていきます。
これで水に動きが表現できますし、フィルターの頭を少し出せば波頭にもなります。

 

プラ板で作った滝の部分の堰の漏れもないようですので、まず滝の飛沫をフィルターで大袈裟に表現していき、所々をレジンで固定していきます。
ここで1回目に作ったレジンがなくなったので2回目の分を作り、滝壺から下の部分にレジンを流し込んでいき、上流と同様にフィルターで流れを表現します。

 

 

3PMまでにレジンを流し込み終えたので、16時間経った翌朝、様子を見て見たら、だいぶ硬化していました。
それと共にお漏らしも(^O^)。
ガムテープで漏れ対策をしておいたのですが、このレジンのパワーというものは恐ろしいものがあり、あの強力な粘着力をこじ開け、漏れて新聞紙に垂れていました。
ということは流し込んだ時に最適と判断した水量が減っている訳で、滝から下の部分は良い感じのままでしたが、滝から上の部分は水量が減ってフィルターが露出していました。

 

これはボクのイメージではないので、これからこの上にまたレジンを流し込むことにしますが、漏れた部分は既に硬化したレジンで塞がれているでしょうから、もう漏れることはないでしょう(^^♪。
滝の上流に透明なままのレジンを追加で流し込んで、瑞々しくなりました(^^♪。
上の状態と比べると、生き生きした感じが違うでしょ(^-^)。