Chapter.3「コンクリート橋を作って地面の基礎作り」の巻

 

コンクリート橋の製作です。
今までこのような橋を作ったことがなかったので未体験ゾーン。何にせよ新しい事にチャレンジするのは楽しいものです(^_-)。
質感を重視して、紙粘土を使って四角柱のように作ろうかとも思ったのですが、キッチリ四角く真っすぐに作れる自信は全くナシ。
そこで考え出したのが「桧の角材に紙粘土のコーティングをしたらどうだろう」というもの。
これだったらシャキッとした四角柱になりますし、紙粘土によるコンクリートの質感も得られるだろうと考えた訳です。

3mm角の桧棒を2本重ねて3x6mm角にして所定の寸法にカット。
作業性を考えて「鱒の寿司の蓋に2本付いてくる竹製の棒」に木工用瞬間接着剤をチョンと付けて固定。
「竹製の棒」って分かりますか?(^O^)?
ああいったものも「何かに使えそうだな」と捨てられない工作人間の性(^^ゞ。でも、こうやって活用する場合もある訳です(^_-)-☆。

紙粘土は水溶性ですから器に水を入れて、薄く延ばして落とし込んだ紙粘土を指で溶いていきます。
指で作業をすると濃度が肌で分かり、「こんな程度かな?」といったところで筆で塗っていきます。

 

朝起きてみたら良い感じだったので、フラットブラックをシンナーで薄めたものを塗ってみました。おお〜、イイ感じ(^^♪。
このままではまだ生な感じなので、更にコンクリートに苔が生えてきたような感じにしたくて、フラットグリーンを薄く溶いたものでニュアンスをつけていきました。
苔は何か「パウダー系のもの」で表現しようかな?とも思ったのですが、やはりこの方法で大正解でした(*^^)v。

 

ようやく木工ボンドで固着した石膏の岩肌の継ぎ目を目立たなく削り、それでも不自然な部分は紙粘土で充填。
橋脚が立つ周りの部分や、後になって処理が面倒なベニヤ板のへりなどにも紙粘土を貼り付けておきました。
そして3段目の右岸、石積みの上に平らな部分を作ってやり、ここを歩けるようにしてやりました(^^♪。

 

さて、プラスター作業です(^_-)。
例によって、プラスタークロスを使う場所に応じられるよう大中小に切っておき、バット(昔はこれでモノクロプリント作業をしたものでしたが、最近は専ら模型工作に使っています)に水を入れたものを用意しておき、天婦羅の要領で水に浸しては貼り付けていきます。
これが1回目の貼り付け作業を終えたところですが、これでは継ぎ目も目立ちますし布目も目立つので、更に貼り重ねて3重ぐらいにして指先で均していきます。

 

橋脚の製作です。
これはコンクリート製としたので(石積みだと何だか立派すぎるような気がした)、先に作ったコンクリート橋と同じような工法を採ることにしました(^_-)。
8mm厚と5mm厚のバルサを貼り合わせて所定の大きさに糸ノコでカット。その上を紙粘土を水で溶いたものを刷毛で塗っていきました。

 

一晩放置してから、フラットブラックの溶液を何度も塗り重ね、フラットグリーンの溶液で苔を生やしてOK(*^^)v。
さて、ここから先をどのような手順でやったら良いのかを慎重に検討しました。

*まず出来上がった橋脚を所定の位置に置いてみて、上手く収まるかをチェック。
*収まらなければジオラマ側の石膏もしくは紙粘土を削る。
*ここで高さも正しいかをチェック。
*良さそうだったら橋脚を所定の位置に置きながら橋脚に橋を固定して門型にして別に置いておく。
*これは線路(今回はシノハラ製フレキシブルレールを使用)を固定する際に所定の位置に固定する。
*いま白くなっている部分を着色する(ベニヤ板の部分は線路を敷いてから)。
*線路を敷く(同時に橋脚+橋も固定)。
*枕木やレールをフラットアースで塗ってから、ベニヤ板の部分をテクスチャーペイントで塗って更に着色する。

ざっと、こんな手順でしょうか(^^♪。