会津下館駅は沼尻鉄道の起点川桁駅を出発して、最初の交換施設がある駅です。線路配置は、すれ違いが出来る2本の線路+側線という、ごくオーソドックスなもの。 何故ボクがこの駅を選んだのか?というと、駅構内にある「長瀬産業組合」という、云ってみれば農協のようなものの建物が味っぽかったのと、待合室と詰所とが一体になった駅舎の風情が気に入ったからです。
幸いこの産業組合は、農協の支所として現存しますから、採寸も可能。よし、これを作ろうと思ったのが6月。早速モジュールパネルを手配したまでは良かったのですが、目先の忙しさにかまけて、届いたモジュールは事務所の片隅でホコリを被ったまま。このままでは間に合わないとばかりに、重い腰を上げたのがMW祭りの2週間前。絶体絶命の状況のなか、空前絶後のレポート初日です。 木工ボンドの乾燥を待っている間に作ったのがスイッチパネル。木曽モジュールの「黒渕ジャンクション」は多くのポイントを使いましたが、すべて手動式でした。まあ、クリックの付いたPECO製だから良いとは思っていたのですが、今回はマシンを組み込んでみました。あと、DCC運転が前提なので、各線にギャップを設けて、その線への給電スイッチも用意しました。 荒目のペーパーでヘアーラインの傷を付けたt1mmのアルミ板にマスキングをしていき、タミヤのエナメル塗料で線路部分を着色。乾いたら、インレタの保護の意味も含めて、クリアーラッカーでオーバーコートしておきました。 何だかこういったスイッチパネルって、そそられるモノがありませんか?小林少年のリモコンボックス、OSの6チャンネルのラジコン送信機(あのブルーメタリックの箱と、卵型の増幅器が付いたアンテナに痺れて、オヤジにねだったものです)。それらと一脈通じるところがあって、ワクワクしながらの深夜工作でした。 |