第12回軽便鉄道模型祭


今年も恒例の軽便祭が10月9日に開催されました。モデルワーゲン祭り 2004に端を発するこのイベントも、もう12年目になるのですね。
 今年は去年と同じ人形町の会場で、会場の雰囲気にもだいぶ慣れました。
 アマチュアの団体によるこのお祭りは、今や国内のナローゲージャーにとって唯一かつ最大の祭典にまで育ち、これを楽しみに飛行機や新幹線に乗って遠方から来られる方も少なくはありません。
 そんな「軽便祭」。残念ながら来られなかった方も、遊びに来られた方の想い出としても、どうぞ御覧ください。
 プロの作品ではない、皆さんと同じアマチュアの方々が作った模型の世界はホントに素晴らしいですヨ(^_-)-☆。



10月8日

 

 

去年に引き続いて1500長の2台のジオラマ、今回は「簡易軌道モノ」と「木曽モノ」を持ち込む事にしました。
 去年の失敗を反省して1800長のテーブルを3本申し込んでおいたのですが、色々な製品を持ち込んで展示をしたら、これでも少し狭い感じでしたから、次回はテーブルを4本にした方が良いのかも知れません(^-^;;。
 搬入日当日は朝から雨模様で、中央道〜首都高はずっと雨が降り続き、小淵沢あたりは濃霧でした。
 そんな中、首都高で「安曇野」を宣伝したラッピングバスを発見して、何だか里心が出てしまいました(^^♪。

 

地方からの参加ということで、荷物の搬入は前日にさせて貰ったのですが、その指定時間は正午〜1時の間。それ以降は出張ながら自由時間になります(^v^)。
 母校・明治のホールでちょうど開催されてた「御茶ノ水JAZZ」を覗いたり、夜は明大の後輩が主催しているライブに出たり、それなりに有意義に時間を使いました(^_-)。



10月9日

 

 

 

そして当日の朝。
 開場は11時からですが、8時半には会場に行って準備開始。
 今回も内弟子の山下クンにお手伝いをお願いしてあったので、二人で手分けしてテキパキと机の上に飾り付けていきます(^^♪。
 この会場の中は広くて綺麗な感じ。通路も目黒時代と違って広々としているので、押し合いへし合いという事も無く、お客様にはゆったりと楽しんで貰えました*\(^o^)/*。
 いつも開場は30分ぐらい前倒ししてて、今回もそうでしたから、実質10時半開場といった感じですネ(^^♪。
 お客様が盛んにカメラを向けて撮って下さっていますが、こちらは商売なので、どうしても車両の脇にはプライスタグを置いてしまいます。
 本当は純粋にレイアウトの風景を撮影して頂きたいのですが、そこがいつも「申し訳ないなあ・・・」と思う部分です。

 

このレイアウトは新井さんがお作りになったものですが、全体を板で囲ってあって、覗き部屋のようになってるのが面白かったです(^_-)-☆。
 しかも手前から奥に行くに従って、スケールが小さな車両を配置してあり遠近感も強調しているのがアイデアものでした(^v^)。
 奥のNゲージは自動運転で行ったり来たりしてるんですヨ(^O^)。

 

こちらは「駿遠クラブ」の皆さんのレイアウト。その名の如く「静岡鉄道駿遠線」に魅せられた方々が集まって作られたもので、なかなか見応えがありました。
 こんな風に写真を撮らせて貰いながらブラブラしていたら、「モデルワーゲンで是非、駿遠線の車両を模型化して下さいヨ!」とアタックされてしまいました(^-^;;。

 

 

「軽便モジュール倶楽部」のテーマは去年に引き続いて「尾小屋鉄道」で、更に充実した内容となっていました*\(^o^)/*。
 一番の注目は起点となっていた「新小松駅」の構内モジュール。ここは踏切を挟んで駅舎サイドと機関区サイドという面白い配置になっていたのですが、それを見事に表現されていました(^v^)。
 手前の北陸本線の気動車は勿論12mmゲージです。
 ボクも学生時代に都合4回訪れましたが、機関庫サイドにはこのようにバスが入り込んでいたのを、これを見て思い出しました(^O^)。

 

尾小屋にはDC121とDC122という2両のSL改造DLが存在しましたが、1の方は全体に丸みを帯びたデザインなのに対して、2の方は角ばった感じがします。
 左の写真は2の方ですが、何だか塗り分けが大変そうですネ(^^ゞ。
 右は金平駅の風景ですが、キハ3とホハフの高さの妙が面白いです。このデコボコ感がナローの魅力でもあるんです)^o^(。


さて、こちらは「木曽モジュール倶楽部」の運転風景です。
 細部まで造り込んだ深山の中を運材列車を牽いた5tDLが静々と走る様は何とも云えません!

 

助六の合宿所から機関庫へ至るモジュールですが、この雰囲気は実際に当時訪問した人でないと出せないものでしょう(^_-)-☆。
 複数の建物が渡り廊下で繋がっていて、その間にチョッとした中庭があしらわれていて。地味ながらも何度見ても味わいのあるモジュールです。
 写真が小さくて判りにくいですが、B型客車のドアーが開いた状態になっているのがお判りでしょうか?
 夏場など通風のためでしょうか、結構開けたままの状態で走っている写真が残っていますが、これなどは簡単に出来るシーズニング表現ですネ(^_-)。

 

石積みのコーナーモジュールを過ぎると、いよいよ今回のハイライトシーン。オメガループのモジュールです\(^O^)/。
 ここにはひっきりなしにカメラやビデオを構えた方々が陣取って、クネクネとしたコースをスローで走る運材列車を納めておられました!(^^)!
 ボクもこのシーンを撮ってYouTubeにUPしましたので、どうぞお楽しみ下さい(^_-)-☆。

PS:当日会場で配布した予定品のチラシは、100枚増し刷りしましたので、無くなるまで納品時に送らせて頂きます。