今年で3回目となるお祭り。今回は中野から目黒のさつき会館に会場を移して、9月16日に開催されました。3連休の中日ということもあってか、来場者数は500名ちょっとというところでしたが、ナローというジャンルに限定しての催しとしては、大成功だったのではないでしょうか? KMCとKBMCという二つのモジュール倶楽部の公開運転会、ナローゲージ愛好家による御自慢の作品展示、そしてナローに力を入れているメーカー各社のブースと、ナローファンにとっては夢のようなお祭りを、もりこーの視点で御紹介致しましょう。 タイトル写真はクラブ参加のレイアウトで、なかなか渋い感じの石灰運搬軌道でした。当社製のホイットコムや野村、協三4.8tDLも石灰軌道風にアレンジすると、イメージが変わってイイ感じですね!こういう自由な発想は大好きです!! 軽便モジュールクラブはメイン会場とは離れた小部屋を用意されたので、前夜からセッティングを開始。公開運転会を重ねていくうちに段々と慣れてきて、夜の8時前には御自慢の車両を走らせて遊べるほどにまでなりました。 右のトマト畑は矢島さんのモジュールから。良い雰囲気の農夫もさることながら、真っ赤な極小ビーズを使ったトマトはなかなか実感的でしたヨ(^^♪。 11時開場の予定だったのですが、お待ちのお客様が多かったことから、15分ほど開場を早めて対応。皆さん熱心にカメラやビデオに納められていました。 今回は会場のスペースの関係上、新作を中心に比較的小さなエンドレスで運転。 これは今回のテーマ「三浦湖」に向けて新しく作られた「小鹿酒歩」さんの作品。流石にベテランは違います!単なる600mmのコーナーモジュールなのですが、この作品製作のために奥多摩湖までロケに行き、ダム湖の雰囲気を見てきたそうです。ブイの固定方法や流木の掛かり方、微風にざわめく湖面の表情など、唸らせるものがあります。まさに一日の長ですね! 「西ボン」さんの入会第一作!なかなかどうして、大したものです。2週間前の接合テストのときの状態では完成が危ぶまれたものですが、シッカリと根性で仕上げてきました。湖面に反射する列車が美しいですね! 右は連載していたモジュール。晴れの舞台でチョット恥ずかしがっていましたが、しっかり雑誌社からも盛んにインタビューを受けていました(^^ゞ。 ベテランモデラー「U太」さんの秋田列車。独特の形状をした運材台車を自作して、ステイクはウチのパーツを流用。サカイも秋田風にアレンジして好ましい雰囲気に仕立て上げられていました。 名手・高塚さんの手に掛かると、ウチの野村組もこうなります(^^♪。代燃装置を背中に背負い込み(キャブ後方に差し込めるようになっているので、気分次第でオリジナルの姿にも出来るところもミソ)、しかも、モーターは極小タイプに交換して、キャブインテリアを作り込んでありました! 一般公開が終わりに近づき、お客様も殆ど居なくなると、ようやくメンバーの撮影会となります。三浦湖の3連作をゆく長蛇の運材列車に盛んにカメラを向けていました。ホッとする時間ですね(^^♪。 同じ趣向を持つプロもアマも同じ会場で楽しめる。まさにこれぞ鉄道模型趣味の醍醐味ではないでしょうか? この軽便鉄道模型祭、来年はお休みですので、再来年に開催されるときには、ぜひ貴方も遊びに来て見て下さい。きっとハッピーな気持ちになって帰ることが出来ますよ! 動画:青森の協三製4.8tDL+富士重工製モノコック運材台車 |