Chapter-2 熱い一日


さあ、開場は9時。メンバーは8時半に集まり最後の調整です。どんな催しになるかは来場者次第。皆さんワクワクドキドキしながら時計を見つめていました。

写真のモジュールはKBMCの宮下さんの新作コーナー。手馴れた宮下ワールドにメンバーからも感嘆の声が聞こえていました。



 

会場入り口に貼られた看板。第一回ということは勿論・・・。次回も期待ですネ。私たち「○けいガールズ」が会場を御案内します。

 

まずは魅惑の諸星ワールド。アーリーアメリカン調はオマカセです。しかも良く走るんです、これが。動輪片減りしないかな〜?

 

小埜寺さんはマックで参加。最近(というか昔からのような気がしますが)片方にしか走らない車両にぞっこんとかで、ウチの酒井のMCWも御予約いただきました。しかし、客室部分はどこかで見たことがあるような感じ。何だか判りますか?イイ味出してます。

 

ここまでいけば執念としか思えません。相変わらず「まーくん」はスモールワールドに物凄い情熱を注いでいます。これまた良く動くんだ!

 

NGJ(ナローゲージジャンクション)の面々は、アメリカの「ナローゲージ・コンベンション」で入賞された管さんを始めとして、いずれ劣らぬ腕達者揃いです。左は小泉さんのHO30、右はOn30。

 

アララギさんの「滝越の平沢商店」を上手く使った河原のジオラマ。ドコービルタイプの列車が似合いそうですネ。諜邪丸さんのクレーンのあるパイク。大胆な発想に脱帽です。なかなかここまで割り切ることは出来ません。

 

On30。御存知ですよね。レールの幅が16.5mmで1/43。HOのレールがそのまま使える(枕木の感じが違うとか、細かいことを言わなければ)ことから、アメリカでも最近盛り上がっているゲージです。右は青野さんの洞爺鉄道Gゲージ。横に人が居なければ、大きさを間違えてしまいそうです。

 

KMCのコーナーに移って新作から。左は杣人さん作の中ノ沢橋梁。「この橋から落ちたら壊れまっせ」と云われていたのに、ボクの47号機は運材列車ともども見事に落ちました(というか落ちたらしい。預けておいたので見ていなくって、石膏が付着したものが遺骨のように返却されました。でも大したことなくって良かった〜)。右はくるまやさんの秋祭りの「冷川御岳明神橋」モジュール。開田線の方に実際にあった光景だそうで、今でも廃線になった線路脇に祠があるとか。粘土細工のベコがイイ感じでした。


 
今回何故か目に付いた協三10t。みやま号に臨時列車にと大活躍でした。


 

あとで分けて貰ったボクの47号機転落の現場写真。実物さながらに、運材台車のステイクポストなんかも飛散しています。さすが撮影者はS新聞社KMC会員。ちゃんと押さえてます。でも毎回運転会ではこういった事故が必ず1回は起こるのですが、みんな復旧させる前に「待って!待って!」と記念撮影するのが慣わしになってるんですヨ(^-^*)。右は宮下さんのパイク。手馴れた工作力に脱帽です。

 

今度はKBMCのコーナー。左はしまなみ海童さんの頸城鉄道下保倉。畑中さんから桜の花の素を貰って完成したとか。良い記念植樹になりましたネ。右は松賢サンバさんのモジュール。今回はこのような解説札を用意してみました。

 

宮下さんの尾小屋モジュール。成田風と井笠とが並ぶのも模型ならではの楽しさ。右はタイトル写真を左に進んだところ。町並みを抜けると小川を跨ぎます。

 

そういえば、当日は頸城では保存車輛の公開もやっていたんですよね。頸城に行ってから会場に来られたつわものの方もいらっしゃいました。右は今回用意した「運行列車の番号表示板」。本当はハイレグのレースクイーンにでも持たせたかったけど、まイイか。矢島さんの嬉しそうな顔(^-^*)

 

壁際にはメーカーのコーナーが。お目当ての製品は何?ウチのブースでは前日に組みあがったばかりの「沼尻のボハフ・シボフ」や、栗島さんがが作ってくれた「酒井製モーターカーV」や、工藤さん作の「酒井製モーターカーW」などを展示。皆さんからの強いラブコールで両方の追加生産を決めました。

 

畑中さんが「とれいん」に連載している沼尻鉄道川桁駅のモジュール。撮影用お立ち台として開放されていました。ボクも早速ガソを持ってきて撮影。

    

来場者が投票する方法で行われた作品コンテストの受賞風景。車輛部門、風景部門など様々なジャンルで賞が授与されました。ある意味で、現在のナロー界を代表する面々です。はにかんでおられる方、喜びを隠せない方、表情は様々ですが、やはり一様に嬉しそうですネ。左から宮下洋一・アララギ・管晴彦・柴草敏明・工藤芳夫の各氏。


恒例のKMCの記念撮影です。スポーツをしたあとの清清しい疲労感のような気持ち良さが、メンバーひとり一人の表情から覗われますネ。
 来年もきっとやりますよネ「軽便鉄道模型祭2006」畑中さん。これだけ盛り上がったんですから!
熱い一日が終わり、信州の自宅に戻ってみたら、コタツとストーブが出されていました。クルマから荷物を下ろしながら見上げた空には満天の星。明日の晴天を約束してくれていました。