旧善宝寺鉄道記念館の庄内交通モハ3


庄内交通湯野浜線の善宝寺駅を1975年3月の鉄道廃止後、最寄りの善宝寺の管理で記念館として1978年に開館しましたが、1999年ころに閉館されたようです。
 状態は最悪と云っても過言ではないもので、雑草は善宝寺の管理下ゆえか刈り取られていましたが、車体は朽ち、正視に耐えないような状態でした。
 先に訪れた月山酒造のモハ103の再生プロジェクトの話を知っているだけに、「保存」というこの二文字に対する管理者の考え方の違いを見せつけられた思いです。




 

 

車体中央には庄内交通の社紋が付き、台枠にも庄内交通モハ3の文字が残っています。図らずもオデコ部分の屋根の造りがこのようになっているのかが分かってしまいました。
 同型車のモハ5は庄内のモハ5として当社で製品化されました。


 

 

ホームの待合室はなかなか風情のある外観をしており、模型で再現してみたくなるようなもの。
 どうやら鉄道模型の運転会もかつて行われたようで、その看板が残されていました。