真室川町の加藤


真室川町の町営温泉施設「梅里苑」に2004年5月に設置されたかつての森林鉄道DLの動態保存施設で、一周1.1kmのエンドレスを加藤のDLが客車1両運材台車1両を引いて土・日・祝日に一日3回運転されています。
 ここには16年前に盟友・工藤と採寸に訪れており立ち寄らないつもりでしたが、寄り道をしてもさほどの距離ではないようなので、立ち寄ってみました。




 

 

 

ここの目玉は何と云っても1943年製の加藤の5t。「カナ書き加藤」の表記が特徴で台枠や軸受、ラジエターグリルに「カトウ」の名前が見られます。キャブに近代化産業遺産のプレートが付いています。

 

客車は運材台車を使った小さいながらもボギー車で出入口は片側のみ。
 運材台車は富士重工製モノコックで採寸後にいち早く青森の富士重工製モノコック運材台車として製品化されました。
 ハンドブレーキが低いのが特徴で、積載した木がドローバーの役目を果たす考え方によりドローバーは無く、貫通ブレーキも装備されていません。空車のときにはもちろん台車同士の直連結になります。