よもやま話

2008/02/24 鉄くずになったキャブフォワード

木曽の「ライオン王国」に保存(実際には放置状態だったが)されていた130号機が、ついに金属材高騰の煽りを受けて鉄くずになってしまったそうだ。何も死んでる機関車に鞭打って稼がせることもなかろう、と思うのはボクだけだろうか?
 実は地元の新聞・市民タイムスの12月22日付けにこのような記事が載っていた。松本市の隣の山形村では不要の入れ歯回収を始めたと。記事を読むと、入れ歯には金やイリジウムなどの貴金属を含む場合が多く、不要になったこれを回収&売却してボランティア活動に活かそう、というものらしい。確かにわれわれ模型業界でも、部品の素材に使う真鍮・洋白・鉛・ホワイトメタル、そしてデルリン、はたまた先日は化粧箱まで値上げのお願いが来たほどだが、入れ歯を回収してボランティア活動の資金にするとは、世も末のような気がする。何だかアウシュビッツを彷彿させるではないか。
 整備重量10tのキャブフォワード。水や油、ガラスなどを抜いた鉄の重量はどれくらいなのかは判らないが、一体いくらで売却できたのだろうか。「ライオン王国」の近くの開田村資料館に135号機も保存されている。これは王滝村に引き取りを依頼しているという話も聞いたが、同村では移動させる資金の目途が立っていないらしい。遊園施設会社と違って、その価値をよく判ってるはずの開田村は、まさか鉄くずにはしないだろうが、今後の動向には注視していきたいものだ。