「まずは繋げてみよう」の巻



 

僕と「四ツ澤」さん(ここでは各々のハンドルネームで紹介致します。因みに僕のは「ジミー黒渕」です)の信州組は、穂高を6時半に出発。ウチのカムリグラシアに、二人のモジュールはピッタリと納まりました。途中、梓川SAで水分の補給をしていたら、ナント「もりこーバス」が出発するのを発見!すわ、我々も緊急発動したのは勿論です。ナンバーは「長野」、チラと見えた社名は「森宮交通」。帰宅後調べてみたらこの会社でした。何だか親近感を覚えてしまいますねえ。

  

集合時間の9時に我々は到着。三々五々倶楽部の会員が自慢のモジュールを持って集まってきました。遠方では三重から参加の「修羅」さん、前夜甲子園で阪神ー巨人の取材をしていて、試合後寝ずにに工作をしたという「神戸手前」さん、風呂敷包みで高山から参加された「くるまや」さん。皆さん肉体的には疲れているはずなのですが、もう遠足の前の興奮状態。ニッコニコしています。

 

ひと通り繋ぎ終えたら興奮の試運転です。僕が持参した137号機に運材列車を牽引させて、恐る恐るのスタートです。まずは「魚止滝上ル」さんの「助六駐泊所の風景」から。まだ駐泊所が完成していませんでしたが、もうひと押し押しですね。次は「マルコ」さんの「側線のある風景」。うーむ単刀直入な表現ですねえ。これからいかにもマルコさんらしいイラストチックな情景が展開されるのでしょう。楽しみです。

 

おっとー。次は僕の「白川線のひとこま」と「黒渕ジャンクション」でした。黒渕のヤードの手前側は、まだ未完成ですからネ。製作記事も連載中ですが、実はここまで出来ているんです。

 

続いて「黒渕ジャンクション」。何せ大きいもんで・・・。特徴ある宿泊所や川の表現などはまだなんです。ま、今回は連結できればOKということでしたので・・・。なんて言い訳したりして。

 

お隣は「昴」さんの「どこかの作業軌道」です。これは面白い。ビッグサンダーマウンテンみたいなエンドレスが本線とは全く別にあって、ここでクルクル車輛を廻すそうです。その向こうは「小鹿酒歩」さんの「試作モジュール」。まずはこれで感じを掴んでから大作「小鹿ヤード」に取り組んだそうです。

 

隣の雪景色(本当は緑が生い茂る予定とか)は有名なティンバートレッスルですねえ。「くりしま牧場」さんの「助六作業軌道の5段ティンバー」です。深く掘り込んだ地形が素敵です。列車も恐る恐る通過。その隣りは「四ツ澤」さんの「白川線蘇水寮」です。あの特徴ある宿泊施設を見事にモノにしちゃいました。

 

大胆な設定は「MUSASHINO FACTORY」さんの「赤沢保存線」です。これならば色んな車輛を置いても、おかしくないですよネ。機関庫の完成が待たれます。その隣は「くるまや」さんの「上松停車場」。あのホーム、あの給油施設が上手く配置されています。

 

上松とくればやはり貯木場でしょう。その再現にあたったのは「諜邪丸」さんの「上松の土場−サブロクとの積換線」です。何でも、競りの札もこれから作っちゃうそうです。その隣りは「岩崎れいる」さんの「水のある風景」。光線状態が良くなかったので、イマイチな写りですが、緻密な工作が光っていました。

 

これからどんな情景に発展するのかが、楽しみな作品を御紹介しましょう。左は「神戸手前」さんの「木立の中の軌道」、右は「釜利谷」さんの「作業場のある風景」です。

 

「kondoura近藤」さんの「小川線下流域(田畑のある風景)」は、木曽には珍しい田畑のある風景。伐採線だけが木曽じゃあないぞ、と言いたげですね。「小鹿酒歩」さんの「小鹿淵(平面クロスありの昔の大鹿淵)」は、何か閃いたらしく、直前に雪景色に変貌しちゃいました。よっぽど視察会の雪景色が印象的だったのでしょう。


最後を締めるのは「修羅」さんの「日向淵タイプ」。紅葉とエメラルドグリーンの渕が実に美しい作品です。やはりジオラマの達人は、ひと味違います。

さてこれで、ひと通りの紹介が済みました。こういった「木曽の情景」という共通項のみで各自デザインしたモジュール。初めて持ち寄った訳ですが、個性があって面白いですね。それでは次回は、もう少し細かく見ていくことにしましょう。