Chapter.9 「ようやく楽しくなってきた」の巻
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 土場の雰囲気を表現するのには、木肌は欠かせません。今回はこの春に女房と花見に出かけた時に拾っておいた山桜の枝を使ってみました。爪を立てると面白いように木肌は剥けます。これを更に爪で細かく千切っていきます。運材台車に載せる規格の長さにカットした木の周りに、これをばら撒いてみました。ウーム、だんだんと面白くなってきました。気持ちに多少はゆとりができたので、運材台車を置いてみて記念撮影。


 このモジュールで一番やってみたかった作業、「安全+第一」のゲートに着手します。まずエコーモデル製電柱を利用して柱を作ります。これに0.1ミリ径の燐青銅線で看板(?)を支えるケーブルを瞬間接着剤併用で結びます。モジュールに2.4ミリの穴を開けておいて、これをゴム系で接着してから塗装。乾くのを待っている間に看板を作ります。0.3ミリ厚の白いプラ板に緑のプラカラーで書いていきますが、小さな文字ですから失敗は百も承知。まあ、これでイイか。といったモノを使います。実物にはどうも裏側に文字は無いようなのですが、やっぱりパイパンでは寂しいので、裏側にも文字を書いておきました。因みに大きさは5ミリ角にしてみました。これをケーブルに瞬間接着剤で固定。オー、感じが出てきました。適度にケーブルがよじれて、動きが表現できたのは計算外でしたが。


 次は建造物(?)に掛かります。名前は判らないのですが、ようするに集材機でたぐってきた木材をこれに当てて、ここで降ろすという代物から。ちょうど庭に植えていたのですが、土が合わずに枯れてしまったシャラの木を抜いたところだったので、その小枝を使って表現してみました。あとは集材機の小屋。これも細い小枝をカットしたものを並べて、柱も同じ小枝で工作です。


 小屋には波板を貼りますが、ストック品を使ったので、どこのメーカーの物だかは判りません。アルミの薄板で出来ていて、端っこにはカッターで切れ目を入れて、めくれ上がった感じを表現してみました。接着剤が乾いたら塗装です。まず黒渕の小屋の屋根と同じタミヤのハルレッドを屋根全体に塗ってから、ところどころをフロッキルの錆色に。更にベンガラで落ち着かせてみました。さあ、先が見えてきたぞ。