水の製作と平行して宿泊所を作りました。この建物は木曽谷広しといえども「黒渕らしさ」を表現するのに「物干し小屋」と共に欠かせないアイテムです。実物の写真をご覧ください。線路側から見ると、何の変哲も無い只の大きめの詰所ですが、裏から見るとアレ不思議。地下一階建ての宿泊所になっているんです、崖っぷちに建った。何もこんなとこに建てなくても、と思うんですが、実物がそうなんです。
作り方そのものは「物干し小屋」と大同小異なので省略しますが、まあ、地下一階建てという掴み所の無いものですから、ちゃんと設計図を描いて作りました。
こうして出来上がったのがこれです。勿論「らしさ」が表現できれば良いのですから、若干のアレンジはしていますが、結構感じは出ているのではないでしょうか？水道管には布巻管を使いました。
続いて勢いに乗って作ったのが「油倉庫」です。これも黒渕には欠かせないアイテム。「火気厳禁」は「田島のガソリン計量車」のものを使い、「油倉庫」の文字と釘の黒い点々はロットリングで入れましたが、チョットオーバーな表現になっちゃいましたネ。
このあと、両者とも地面に固定してから波板のサビや細かいディテールアップを施し、完成したのがタイトル写真です。
