Chapter.14 「色を塗って、そして」の巻

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 天気が良かったので天日に干しました。朝までは半乾きだったものが、昼過ぎにはもうコチコチに乾いてしまいました。流石に太陽熱は偉大です。そこで急遽塗装に移ることに。全体をフラットアースを極く薄く溶いたモノで塗っていきます。急流の部分は岩肌の雰囲気にしたいので、これまた極く薄く溶いた黒を塗っていきます。崖の部分も同様に塗っていきます。当然のことですが、何度も塗ったところは色が濃くなりますので、その作用を利用して濃淡を付けていきます。全体を見渡したところと、急流の部分のアップをUPしておきます。


 黒渕には一見詰所風の宿泊施設があり、崖の上に建っている関係から一部が地下一階になっています。そしてその部分にはコンクリートの大きな壁があり、崖崩れしないようになっています。それを作ろうという訳です。色々と考えましたが、こんなやり方を採用しました。まず高さ(100ミリ)の幅にカットしたベニヤ板に蒲鉾板を貼ります。片方は直角、片方は斜めです。これが乾いたら例の「大理石ねんど」を押し付けていき、さらに別の蒲鉾板で押さえて平らにしていきます。蒲鉾板というのは何かと役立つので、ウチでは女房に捨てないように言いつけてあるんです。半乾きになったら板からはみ出した部分をカットして、更に乾燥を待ちます。充分に乾いたらベニヤ板を反らせるようにして剥がして出来上がりです。


 ここで気分を変えて、橋の準備に掛かります。まずは枕木の交換です。素材は2x2ミリの桧角材で、薄く溶いた黒を塗ってから24ミリにカットしていきます。敷設してあるフレキの枕木は隣同士がランナーでくっついていますので、これをカッターでカットします。写真の向こう側の線のように、半分くらいに間引いてその間に新しい枕木を木工用瞬間接着剤で止めていきます。一気に交換するとゲージが狂いそうで怖かったので、この方法を採りました。翌日は良い天気だったので、モジュールを外に持ち出して粉撒きです。接着は一般的な木工ボンドの水溶液に数滴の中性洗剤を垂らしたモノ。好天気の外で日中に作業をすると、流石に乾きは早いです。そろそろ「洗濯小屋」をベースに接着しないといけないのでGO。境目をパウダーでごまかしてOK。ウーム、雰囲気が出てきました。


 小橋(ウグイ川を渡る橋を大橋とするならば)の製作です。素材はグリーンマックスのデッキガーター(製品名は架道橋)。まず長さは現物合わせで継ぎはぎするので糸ノコでカット。それを0.3ミリのプラ板で裏打ちします。外周を切り抜いてから(高さを調整するために、上部はカット=見えないのでOK)、中板は1.2ミリのプラ板で作って組み合わせ。それを赤に塗り、若干のウェザリングをして出来上がりです。試しにモジュールに合わせてみてピッタシ!但し、急流の工作の邪魔になるので、この段階ではまだ接着しません。