皆さんの工作台から

渋谷Mさんからのお便り

2005/04/03
もりこー様、こんばんは。 先日届いた、132号機やっと出来ました。
 私はいままで、1/35ミリタリープラモを主に作っていたので、このキットの箱を開けたとき、なんて、小さいんだ、これは私にはちょっと無理ではないかと思いましたが、購入した以上これは作らなきゃいけないと決心しました。
 しかし、とても解り易い解説書と貴社のHPを参考になんとか完成までこぎつけました。ただ、最初は1/35とのスケールの違いにかなり戸惑いました、それにオール金属、組み立ては、はんだ付けというのもまともにやるのは初めてで、ラジエターガードをすこし薄くしたくらいであとはそのままストレートに組みました、部品同士の固定、冶具などもどうしてよいか解らず、ブールータックのみでなんとか組み立てました。
 そして、ペイントですが、鉄道カラーなどというものは手元にあるはずもなくプラカラーを写真などを参考にしながら適当に調合してエアブラシで吹きました。しかし、新品状態というのは、遊園地の乗り物のようでなんかしっくりこなかったので、スケール感に注意しながら、退色表現としてフィルターをかけ、墨入れ、サビ、ほこり、油汚れ等を施しました。本当はこれにペイントの傷、はがれなども表現したかったのですが、このスケールだと逆に汚くなりそうだったので、やりませんでしたが、次回はぜひこのへんもやりたいと思います。
 それから、アンケートで頂いた展示プレートですが、ただ、ここに車両をおいても芸がないと思い、これも手元にあった篠原のレールと枕木はマッチ棒、バラストは近所の砂場から、草はターフなんていうものは持っていなかったので、家にあった劣化したスポンジを細かくしてそれを着色して使いました。
 あと、車庫も厚紙、マッチ棒、厚手のアルミフォイルをプラカラーのふたでプレスして作ったトタン板等を使って現物あわせで適当に作ってみました。
 しかし、私のような超ド素人初心者が作ったお粗末な作品をもりこー様をはじめベテラン先輩方にお見せするのは非常に恥ずかしいのですが、笑って許してください。
渋谷さんは文中にもありますように、半田付けの初心者さん。キットと一緒にボクがいつも使っているフラックスと半田をプレゼントさせて頂いたくらいです。それがこの出来栄えとは!!正直云って驚きました。仕上げの良さはプラモをこなしておられたそうで、流石ですね。台枠の文字への色差しなどに、その技術が活かされています。しかもプレゼントさせて頂いた展示台も、見事活用されていて嬉しいですねえ。(もりこー)