簡易軌道シリーズ
鶴居のミルウォーキー製4tGL



ミルウォーキーはプリマウスやホイットコムと並んでアメリカの老舗内燃機車両メーカーで、内燃黎明期の日本にも少なからず導入されました。
 道東に網のように張り巡らされていた簡易(植民)軌道のうち、大正14年に馬力線で開通した根室線(かつての標津線厚床〜中標津〜根室標津の原型)は昭和4年に真っ先に内燃化され、その時代に写した写真には、ホイットコムと並んでミルウォーキーのGLがよく登場しています。
 その後、各軌道が内燃化されるにつれ、それらのGLたちは分散配置され、ここ鶴居村営軌道にも流れて使われていました。
 小さなボンネットに掘っ立て小屋のようなキャブを付けた簡素な形、それでいて台枠には誇らしげにMILWAUKEEの文字が鋳出しされ、どことなく愛らしいスタイルは、まさにマスコット的存在として、皆さんの軌道でも活躍してくれる事でしょう。





模型製品について

*美しくエッチング処理をされた真鍮板をプレスしていき、適材適所に細密なロストワックスを散りばめ
 る、という当社流の作り方を踏襲していますので、手にしたときの重量感、持つ喜びを感じて頂けるも
 のと思います。
*ボンネットはロストワックス一体構造として、少しでも重量を稼げるよう考慮し、しかも可能な限りウ
 ェイトを積むように設計されていますので、超小型でありながら重量感のあるものに仕上がりました。
*塗装済完成品では上の外観図のような緑色の新塗装のほか、黒一色(但し窓枠は茶色)の旧塗装も御用意
 致します。



トータルキット \25000
未塗装キット \50000
塗装済完成品(旧塗装・新塗装)各\62500



製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(簡易軌道用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(簡易軌道用)\493(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1600(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\493

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-11 建設省グリーン」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。



「鶴居のミルウォーキー製GL」キット組立講座



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