シリーズ井笠

井笠のジ6・11



いわゆる単端ですが、以前発売したボンネット型の「井笠のジ5」形から改造されてキャブオーバーになったスタイルが印象的です。

改めて考えてみると、このような改造がなされたのも井笠の特徴で、手の込んだことに単にボンネットを撤去して大型のエンジンを車内に設置しただけではなく、そのスペースを確保するためにドアーから前の部分を延長しているため、独特の雰囲気を醸し出しています。

つまり車体の長さ(屋根の長さと言葉を置き換えても良いのですが)はオリジナルよりも長くなっています。
 そこまで改造をするのだったら、前面の絞り型も廃止してしまいそうなものですが、そこは律儀に固執してるところがまた良いですね!
 また面白いことに、ブレーキシューは「ジ5」では後ろから摺るタイプでしたが、この「ジ6・11」では前後からブレーキを掛けるスタイルになっているのが目に付きます。バック運転時の制動を重視した、という事なのでしょうか。

いずれにせよ、この独特のスタイルに惹かれている方が多いのも頷けます。





模型製品について

1.実車通りに「単端」の部品を多数使っておりますが、ドアーから前の部分や屋根板は新らしく型を作
 って対応しています。

2.裾絞りのスタイルはプレスやロストワックスの良さを採り入れて、その雰囲気を再現しています。

3.ドアーもモダンなスタイルに更新されて、より現代的な印象を受けます。

4.動力はマシマ製モーターを使い、充分な補重と相まって安定した走行が楽しめます。



トータルキット \19800、未塗装キット \39600、塗装済完成品 \51500



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(井笠用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(井笠用)\480(2個入) 朝顔カプラー用ピン\450(10本入) 朝顔カプラー用リンク\400

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-13 井笠用イエロー」「MWC-14 井笠用グリーン」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー(屋根にも使用します)」「MWC-51 MWシンナー(0.5リッター)」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは「アルプスモデル製井笠インレタD(\840)」を、行き先サボは「アルプスモデル製軽便サボD(\525)」をお求め下さい。



DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ125デコーダー」を一緒にお求め下さい。
また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。

DZ125デコーダー\2800 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\3800UPとなります。



この製品は完売になりました。(2013.03.29)



「井笠のジ6・11」キット組立講座