創業20周年記念製品

木曽の酒井製4.1tGL
(極初期型・初期型)


プリマウスのデッドコピー機とも云えるスタイル、それがこれらの酒井製4.1tGLです。
 極端に低いボンネットと対照的に高いキャブ。その両極端な組み合わせがこの機関車の魅力の総て!と云っても過言ではないでしょう。

そんなプリマウス色を強く感じる黎明期の酒井製GLを、今回は台枠の違いで2種類製品化する事に致しました。
 木製運材台車を牽かせて良し、木曽にこだわらずに何処かのくたびれた製材所仕様にしてみるも良し。「助六の酒井製5tDL」のように普段見慣れたスタイルでないだけに、アレンジ次第で如何様にでも味付けできるのがこの機関車の最大の魅力でしょう。





実車について

極初期型と称するタイプは昭和10年に製造され、新番号No.30〜35に相当する機関車です。
 この中には保存機として現存するNo.33も含まれており、御存知のようにボンネットは嵩上げ改造をされ、正面中央の窓も併せて改造されたり、キャブ側面にHゴム支持の窓を追加されています。
 また、No.33の他にも嵩上げ改造されたものもありました。

初期型と称するタイプは昭和11年に製造され、新番号No.37〜40に相当する機関車です。
 この中には保存機として現存するNo.60(37から改番)も含まれており、これもボンネットは嵩上げ改造をされ、正面中央の窓も併せて改造されたり、キャブ側面にHゴム支持の窓を追加されています。
 また、No.60の他にも嵩上げ改造されたものもありました。



模型製品について

創業20周年記念製品のひとつとして、この機関車を選んでみました。

可動式軸箱動輪の採用など、助六の酒井製5tDLのハイスペックはそのままに、様々な酒井製DLを模型化している当社ならではの、数多くの所有金型を使っているからこそ、ここまでのコストダウンを可能にした謝恩価格設定です。

とはいえ、低型のラジエター・保護枠やボンネット、それに対応したエンジンカバーやキャブ前後妻板・前照灯など、新たに製作した金型も盛り込んで、この魅力的なGLに仕立て上げる事にしました。

「井カサ」か?「SAKAIWORKS」か?などと悩まず、ここまで低価格の設定ですから、ぜひ両方お求めになって、その違いをお楽しみ下さい(^^♪。



トータルキット 各¥18000 未塗装キット 各¥36000 塗装済完成品 各¥45000



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\822でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(木曽用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(木曽用)\493(2個入)朝顔カプラー用ピン\462(10本入)朝顔カプラー用リンク\462

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-08 沼尻旧塗装用グリーン」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。



DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ125デコーダー」を一緒にお求め下さい。
また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。

DZ125デコーダー\3500 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\4800UPとなります。

*図面上ではキャブ内にデコーダーが収まる感じなのですが、見本を作ってみて入らないようでしたら、キャンセル扱いとさせて
 頂きますので、予め御了承願います。




初期型は完売になりました。(2015.11.25)

極初期型も完売になりました。(2015.12.16)



「木曽の酒井製4.1tGL」キット組立講座