シリーズ井笠
井笠のホジ1〜3


晩年の井笠鉄道の顔は、何と云ってもこのホジでしょう。昭和30年に3両が製造され、Hゴムを多用した窓まわりを始めとして、スマートな魅力に溢れています。

最盛期の朝夕のラッシュ時は2両で4両の客車を間に挟んで6連で運行したり、客車と貨車を1両ずつ従えて混合列車にして走るなど、縦横無尽の活躍ぶりでした。

デビュー当時は井笠の標準色たる「イエローとグリーン」に塗られ、いわゆる金太郎の塗り分けだったのですが、ほぼ同形車のホジ100型が増備されたのを機に、赤ボディーに白帯という(当時としては)斬新な装いに模様替えされました。
 ということは、このホジのスタイルで旧塗装というのは1〜3しかなく、そういう意味でも興味深いものがあります。
 また、その白帯も当初は小さなRというか、小ヒゲだったのですが、晩年になってからは大きなヒゲに変わりました。





製品の構成はいつもの当社流。美しくエッチング加工されたプレス部品を中心に、細密なロストワックス部品で味付けをしていく、そんな流儀がこのシリーズでも受け継がれています。

ホジ1〜3を特徴付けている、斜めに傾斜した正面窓の表現も(増備車のホジ100型は単なるHゴムです)、ロストワックスを使うことによりシャープに仕上がりました。



また、この新世代の気動車は床下機器の構成も従来と大きく異なり、温風暖房機や大きなラジエターが目を引きます。それらも可能な限り忠実に再現して、井笠シリーズのフラグシップ車としての製品たる事を期待しつつ、真正面から取り組みました。
 また、動力台車駆動軸に付く砂箱も忠実に再現してありますので、下周りの充実感はかなり重厚なものになるでしょう。(なお、今回製造分は床下機器の一部がホワイトメタル製となります)



トータルキット¥23800 未塗装キット¥47600 塗装済完成品¥59500

(塗装済完成品は旧塗装・中期塗装(小ヒゲ)・新塗装(大ヒゲ)の3種類からお選び頂けます。
 なお、トータルキット・未塗装キットには、両方のタイプの「ヒゲ」ディカールが入っております)




今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(井笠用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(井笠用)\480(2個入)、朝顔カプラー用ピン\450(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\480

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-13 井笠用イエロー」「MWC-14 井笠用グリーン」「MWC-15 井笠用レッド」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-51 MWシンナー(0.5リッター)」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは「アルプスモデル製井笠インレタA(\840)」を、行き先サボは「アルプスモデル製軽便サボD(\525)」をお求め下さい。



DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ125デコーダー」を一緒にお求め下さい。
また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。

DZ125デコーダー\2800 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\3800UPとなります。




井笠のホジ1〜3用窓ガラス

*正面の窓枠にはめ込む窓ガラスをアクリル板で作ってみました。
*いくら薄くなるように設計したとはいえ、ロストワックスの厚みが出てしまい、窓ガラスが引っ込んで
 しまいがちですが、これを使って裏側からはめ込むと、Hゴムとツライチに仕上がり、グッと感じが良
 くなります。
*トータルキットや未塗装キットを御予約頂いている方々は製品と一緒に出荷が可能ですので、お早めに
 御予約願います。
*また、塗装済完成品を御予約頂いている方々も、これを使っての仕上げも受け付けますので、下のオー
 ダーフォームから御予約をお願い致します。

1両分 \800です。



*この製品は完売になりました。(2013.05.08)



「井笠のホジ1〜3」キット組立講座