砂利運搬車について
森林鉄道の主役は何といっても原材木を運搬する運材台車ですが、それらの安全な運行を支えているのは保線作業車です。
その一翼を担っているのがこの「砂利運搬車」で製造は岩崎レール、上松運輸営林署に21両、王滝営林署土木に12両が在籍していました。
構造的には運材台車のようなものの上にダンプカーが載っているスタイルで、バケット部分は回転して、更に傾けることが出来るようになっています。
そのためにデッキ部分にはブレーキハンドルの他に、ダンプを傾けるための大きく丸いハンドルが立っています。なお、回転は写真のように人力で行います。
1978年10月11日 赤沢 撮影：西 裕之
模型製品について
内側軸受式で車輪もφ3.4と小径のためスムースに車輪を回転させることは無理と判断して、ジオラマ用のディスプレイモデルと割り切ることで、可能な限りのディテールを盛り込みました。
このコンセプトは「岩崎製小型モーターカー」と同じで、同車同様に車輪に車軸が付いていますので、
お求め頂いた方が頑張ればスムースに回転させられるようになるかも知れませんが、これは保障の限りではありません。
バケット部分は実車同様に回転させることが可能で、しかもダンプさせることも可能。その際にバケットの扉も開くことが出来るようにするなど、砂利の代わりに遊び心を満載しました。
車輪はスポークがRを描いた「ギャラクシースポーク」を新調し、ディスプレイモデルゆえに許される薄いタイヤ厚＆低フランジを再現しました。
貴方のレイアウトやパイクの片隅に、またこの運搬車の導入をきっかけに小さなジオラマでも作ってみては如何でしょうか？
なお、塗装済完成品では「上松運輸営林署」と「王滝営林署土木」の微妙な塗装色の違いも再現しましたので、御予約時にお選び下さい。
トータルキット 2両セット \10080
未塗装キット 2両セット \20160
塗装済完成品（上松運輸営林署）2両セット \25200
塗装済完成品（王滝営林署土木）2両セット \25200
少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
（未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\617でお分け致します）
製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー（木曽用）」を、車輛どうしを連結させるには「朝顔カプラー用ピン」と「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。
朝顔カプラー（木曽用）\493（2個入） 朝顔カプラー用ピン\462（10本入） 朝顔カプラー用リンク\411
塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-12 重機用イエロー」「MWC-14 井笠用グリーン（上松の場合）」もしくは「MWC-01 王滝営林署DL用グリーン（王滝の場合）」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-52 MWシンナー（1リッター）」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。
車体標記ナンバーは同時発売の「アルプスモデル製木曽インレタA(\864)」をお求め下さい。
＊ロストワックス部品の試作品が出来上がってきました。
製品はこれらのパーツに、車軸と扉のストッパー（線材）が加わります。
現在の御予約残りは16セットとなっております。（2010.03.21）
＊残数が10セットを切ってしまいましたので、急遽10セットを追加致しました。（2010.03.21-2）
＊お蔭さまで御予約完売になりました。（2010.03.25）
＊塗装済完成品を御予約された方で御希望の方には、1両\514で上の写真のように砂利を載せて出荷さ
せて頂きます（砂利は接着剤で固定されます）。
また、写真のようにダンプ部分を傾けて作って欲しい方も、下のオーダーシートからお申込み下さい。
この傾ける工賃は無料です。いずれの塗装済完成品もダンプ部は手で回転させることが出来ます。
未塗装キットを御予約された方でも、ダンプ部を傾けて作って欲しい方は、下のオーダーシートからお
申込み下さい。
いずれの場合も特に御連絡が無い場合は、ダンプ部は水平状態で砂利は搭載致しません。
なお、見本写真のレタリングは付けられませんので御了解願います。（2010.04.16）
＊上の写真のようにナンバーのみは黒文字で、「アルプスモデル製木曽インレタB(\840)」が必要なこ
とを失念しておりました。
お持ちでない方は下のオーダーシートから御予約下さい。（2010.04.16）
＊最終的な段階に入って、20セットの追加が可能になりましたので、
再度ご予約の受け付け開始を致しました。（2010.04.18）
