加藤製3tDL
(利根河原のKATO・植田建設のKATO)


かつて「加藤製47号機」という木曽森林のDLを製品化したことがありますが、これは上松の工場で「酒井ナイズ」されたものだったため、そのスタイルは他の酒井製DLと似たようなものでした。しかし、このKATOは純然たる「The KATO」。モデルワーゲンにとって初めて製品化する加藤製DLです。

ナローファン、とりわけ「土工系」を自認する方々にとって、このKATOの4文字には特別な思いがあるようで、ボクの知人でもその名に憧れて就職してしまった御仁までいらっしゃいます(^^♪。
 かくもかように加藤製DLには特別な魅力があり、当社にも「ぜひモデルワーゲンならではの味付けをされたKATOが欲しい」という声が寄せられていました。
 そして満を持して発売するのが、この「3tDL」です。

いずれも実車は2フーター(軌間609mm)ですが、実際に模型として走らせることを考慮してHOeで設計致しました。しかし、採寸したデータはそのままに活かしていますので、レールの幅以外の寸法は変更することなく製品化されています。

今回発売するのは、かつて利根川治水工事で活躍した「前面と側面の窓がHゴム支持」タイプと、千葉県の工事会社で所有していた「後部窓が1枚」の特徴あるタイプの2種類です。


全体の部品構成はいかにも「当社流」とも云うべき、美しくエッチング処理されたプレス部品を主体に、精密なロストワックス部品で味付けしていく、というもの。

キャブ内にはメーターパネルや運転席まで備えました。また、「利根河原のKATO」の後部窓枠は閉じた状態と開いた状態のどちらにでも出来るようになっていますので、未塗装キット・塗装済完成品を御希望の方は、御予約時にどちらを御希望かを御指定ください。

ボンネットは全開。精密なエンジンをはじめとして、いかにもKATOらしいスタイルの砂箱や燃料タンクまでをも表現しました。

動輪を「助六の酒井製5tDLX」などと同様に1軸を可動軸箱式の3点支持フレームにしましたので、そのイコライジング効果により牽引力やUPした集電性能が得られるようになり、今までHOナローの走行性能に対して偏見を持っておられた方々も、きっと御満足頂けるものと思います。



トータルキット 各¥19285  未塗装キット 各¥38571  塗装済完成品 各¥48214

*「利根河原」の場合は未塗装キット・塗装済完成品で後部窓を半開きの状態でお納めする事も可能です。
 御予約時に御指定下さい。特に御指定の無い場合は閉じた状態となります。




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(木曽用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(木曽用)\493(2個入) 朝顔カプラー用ピン\462(10本入) 朝顔カプラー用リンク\411




新規ロストワックス部品が出来上がってきました。
軸受にはKSTのマークが入り、酒井製とはスタイルが異なる砂箱などに御注目ください。
(2008.09.28)



同時に「利根河原のKATO」に使える「WMC-11 建設省グリーン」も発売致しますので、模型製品と一緒に御予約下さい。

また、以前よりご要望の多かった、「木曽の84号機」などにも使える「WMC-12 重機用イエロー」もワーゲンカラーに加えることに致しました。この色は今回の「植田建設のKATO」にもピッタリです。
各\600です。

塗装済完成品の場合は、この塗料を使って仕上げられます。





*植田建設は完売になりました。(2012.11.24)

*利根河原も完売になりました。(2015.04.24)



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