助六の2線機関庫について

撮影:西 裕之


今回「助六の2線機関庫」を製品化するにあたり、西 裕之氏より多くの御協力を頂きました。そのひとつが、ここに掲載する機関庫内部の詳細な写真です。
 西氏のご許可のもとHPでも公開させて頂きますので、ご参考になさって下さい。いかに製品が実物に忠実に再現されているかも併せてご覧頂ければ幸いです。
なお、これらの撮影にあたっては、営林署入山許可を得て撮影されております。
(タイトル写真の撮影は昭和49年7月30日)



 

この写真が撮影されたのは廃止後20年以上が経った平成11年5月30日の状態ですので、路盤にも雑草や灌木が生い茂り、年月を感じさせます。
 冬ともなれば雪に埋もれてしまうような場所ですが、木曽ヒノキ材を使用していたためか、建物そのものは一見しっかりとした状態を保っていましたが、実は屋根に大きな穴が開いていて崩壊するのも時間の問題といった感じでした。

 

2連の観音開きの扉を開けると、踏み固められた盤面からまだ機械油の匂いが漂ってきました。扉の上部に書かれた「火気厳禁」の文字がかすかに読み取れます。

 

 

太い垂木と細かい桟板の巧みな組み合わせによって、2線機関庫という空間が確保されています。
これらの写真があったからこそ、今回の製品化が可能になりました。



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